永久という名の瞬間
2004年04月15日(木) 古巣に立ち寄って

久しぶりに聖歌隊室に行った。
前日、久しぶりにメールのやり取りをした人物に、「一度隊室に来るように」と書かれたから。
 私はなにか去年のうちに忘れ物をしたのかと思って、今日すぐに立ち寄ったが、特に用はなかったらしい。
「あんまり会わないと、生きてるか心配になるでしょー」
と、私には冗談に聞こえない言葉を言われた。
 メールを昨日やりとりしたんだから・・・生きてるに決まっているのに、ねぇ。
 とりあえず手を捕まえられて、じろじろ腕を見られた。袖までまくってくるあたり、よほど私は信頼がないらしい。
 私の怪しい癖をしらない後輩もその場にいたので、「毛深いから、見るな」と、比較的うまくかわしてみたけれど。

 久しぶりに会った私は、髪の毛が伸び放題で、前にかけたパーマが取れかかり、無残なありさまだったので、「髪の毛、たわしね」と罵倒された。
 そこでむかつき半分、冗談半分で「ちょっと焼いてみた」と言った。
彼はどうやら本気で私が焼身自殺を図ったとでも思ったのか、「え」と驚いた後、毛先を見つめたので、思わず笑ってしまった。
 そういえば髪の毛を焼くと猛烈に臭うので、しばらくしていない。

 そうそう。有益な情報を得た。
 休学していた友達が、学校にくるようになった、と。
 彼女が外に出られない事は前から知っていたので、それが落ち着いたのかと安心したのだけれど、家をなんと渋谷に移して、徒歩で学校に来れるようにしただけとのこと。
 電車に乗れないならば、引越ししてまで大学とはくるべき場所なのか、正直なところちょっと疑問に思ったけれど。
 それでも彼女の復活は祝いたいし、今以上症状が酷くならないといいなぁ、と願ってしまうのです。・・・やっぱり、私は多少、彼女が電車や人ごみを恐れる気持ちをうかがうことができるから。
 そして私の何倍も大変だろう彼女が頑張っているのだから、私も不平はあまり口にできないと思いました。・・・だからこそ、こんな偏狭でぼそぼそ愚痴を垂れ流しているのですけどね。

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photo by 東雲