永久という名の瞬間
2004年05月04日(火) 修復は不可能

 求めることはあまりに苦痛すぎて、私はやめてしまって久しい。

 与えることに一生懸命になれば、求めることをやめられるかと思っていた、小学生の頃や中学時代。
 確かにネ。
 そっちの方に目が行けば、忘れられることもあったかもしれないけど。

 私は枯渇しすぎて、どうにもならない砂漠のようです。
 水を垂らせども、すぐに大気に飲み込まれ。乾いた大地にはとどまらない。

 いくら今、私に愛情を奉げたって、空気に溶けていくだけよ、おかあさん。
 私はありがたいとは思わないし、なんて無駄なことを と、貴方を眺めるだけ。

 私を殺して、もう一度代替物でも作れば?
 その方が私のためだし、貴方のためでもあるような気がするんだけどねぇ。

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photo by 東雲