永久という名の瞬間
2004年05月14日(金) 石のように

 いいわけはしようなんて思わない。
 私のなかにつまっているのは、絶対の悪。そしてほんの少しの良心。
 私は決して許されないが、しかし、殺されるほどでもない。

 私の生を、私が肯定したとしても、おそらく私の死んだ後に、誰かが、いや皆がそれを否定するのは明白だから。
 私は自分を肯定するという虚しい足掻きはしまいと誓う。

 それはきっと、無難な選択。
 私の僅かな良心は、悪を肯定する自分など許すはずも無く、世間体にたいしても、妥協できている。



 ただ存在する、石のようになれれば。

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photo by 東雲