Out of Blue
dabaya



 仮免試験

いよいよ大型仮免許試験の日がやってきた。2週間学んできた事を出し切れば間違いなく合格は出来るはずなのだ。

午前ではなく午後からの試験なのでいくらか気持ち的には楽。昼に自動車学校の事務所に必要書類を取りに行き、いよいよ午後1時から試験開始である。

我が自動車学校からの大型仮免受験者は全部で5名。
前回4名中2名の合格率だから果たして今回はこの中で誰が落ちるのやら。(もち全員合格できりゃ一番だが…)

社長が俺とHに今日2人とも一発で合格したら、寿司をご馳走してやると言ってくれた。なんとしても合格せねば!

13時から簡単な試験の流れの説明を聞き、今日の試験コース発表を聞いたら、なんと俺が熱望していたBコース。(ラッキー!)んでもって次に気になるのが試験を受ける順番。5名のうち誰がトップでやるのか(もち一番は嫌)ハラハラしながら発表待ってたら、我が校の教習生の受験番号は513〜517。

ちなみに俺の受験番号が516でHが517の連番。ちゅーことは俺が4番目でHがラスト5番目。う〜ん微妙な順番だが、トップでやるより気持ち的には楽かな。

俺の次がHということは、俺が試験受けてる時はHが後部座席に同乗し、Hの試験の時は、俺がまた後部座席で同乗するってことか。俺は2名分の走りを見学できるんだな、なんかお得。 

13時30分からいよいよ試験開始。まず最初の子がとつづく順番の子がバスに乗り込んだ。俺らはベンチでそれを固唾をのんで見守る。無事に発進したがクランク終わってから直にホームに帰ってきてしまった。つまり不合格。

最初から手厳しい〜。で次の子が乗って、俺の前に運転する子も同乗で乗り込んだ。2番目の子ははっきりいって5人の中で一番技術的にも精神面も難がある子だが、やはり例外は許されずS字終了時点でリタイヤ不合格。

…やっぱり?!。で、いよいよ俺の同乗の番。俺の前の子も何度か教習中同乗したことあるが、技術的にはもう受かって当たり前のレベルにはなってたのでこの子がうちらの中での初の完走か?と期待してたのだが・・・やはりクランク終了時点でリタイヤ。

おいおい、まだ完走者0かよっ!ついに俺の出番が回ってきた。

はっきりいって当初は受かる自信は結構あった。
しかし3人走って(しかも3人とも入校したのは俺らよか先の先輩)全滅とは…俺…駄目かもしれない。不安がよぎる。

受験番号と名前と生年月日と年を試験官に告げていよいよ試験開始。「よろしくお願いします」シート調整、ミラー調整、シートベルト、クラッチ踏んでギアN確認、メインスイッチON、エンジンスタート、2速に入れて、ブレーキ踏んでサイドを降ろし5点確認後、合図を右に出し発進前の三点確認を終え「発進します」と試験官に告げてスタート。

まずはバスに慣れる為の完熟走行。(200Mくらい)これはヘマしても採点には入らない。ぐるっとホームを回ってからいよいよ本スタート!まずBコースは右外周ストレートから車線変更しての坂道発進。

特に問題なくクリアした後は左折して左外周からの踏み切り通過。踏み切り車線に入る前、前から大型試験車両が合図を点けながら坂道進入しようとしてた為、そのトラックの死角を徐行しながら目視して無事通過。

で次はS字、クランクと続く。S字も今まで学んできた事をそのまま実践したらあっけなくクリア。クランクは右の切り替えしの時若干ハンドル切るのが早かったせいで内輪差の関係で線ギリギリ踏みそうになったが、なんとかハンドル操作で誤魔化して踏まずに済んだ。

問題はこの先クランク出口。本来、クランクの出口は左折なのだが、先の3名はクランク終わって右折させられて完走できずにリタイヤしていたから俺もここで終了させられるんじゃないかとかなりバクバクだった。が!なんなく左折できました。

最後は外周の障害物で終了なのだが、ここで思わぬ罠が!普段置いてないのにコース外周にパイロンが2個。障害物から100Mくらい前に置いてあるではないか…。本来左側車線から障害物直前で進路変更するのだが、このパイロンがあった為、手前から車線変更を余技なくされた。

でもってその先に障害物があったのでそのままのラインをキープしたまま避けるか、いったん左の車線に戻ってから再度進路変更した方がよいのかくすぐ判断できずに結局アホな俺は2回進路変更してしまった。これは間違いなくマイナスされるなと直感した。

なにはともあれ無事に完走して停車要領も難なくこなして、いざ試験官のお説教タイム。聞くとやはり例の無駄な2度の車線変更を厳重注意。あと確認が少しだけ足りなかったところがあったから気をつけるように、とだけ言われ終了〜。最後に大きな声で「ありがとうございました」と試験官に挨拶をし、後部座席に移動。次はHの番である。社長から寿司をご馳走になれるかは、2名合格掛かってる。H頼むぞ!と心の中で叫ぶ俺。(って冗談)

Hの走りを見てる時、俺はただただ完走出来る事を祈ってた
俺の祈りが通じ、Hも無事に完走。あとは16時過ぎの合格発表を待つのみ。2時間以上札幌試験場のロビーの椅子に腰掛けてたら眠くなってきた。4時半前にようやく合否判定。

奇跡は起きた。あ、あった!!516番(俺)と517番(H)の連番。こ、これで今日は寿司だ〜!


これないと路上走れません。

とまぁ長々書いたけど今までの教習はあくまで大型仮免許を取得目的とした教習だったわけだけど明日からが本格的な2種の路上教習の始まりなのだ。気を引き締めて7月上旬には帰れるよう頑張るまっせ。ちなみに社長は約束をちゃんと守ってくれ、寿司屋に連れてってご馳走して頂きました。それにしてもここの寿司屋のネタは半端じゃなく美味しかった。感動ものです。今日だけはダイエットの事は忘れさせて頂きました。


2003年06月23日(月)
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