2001年07月18日(水) 砂の鍵

近頃、私は腐ってるようです。


学校でも苦笑いばかり。
心から笑った覚えがない。
それを誰かに伝えることもない。
伝えることもできない。

僕にも、逃げる手段があったならば、きっとそれをしてるだろうって
今は思える。

今週に入って、僕はずっと鬱だった。
いつの間にか涙が目に溜まったりしてた。

いきなり部屋に入ってきた妹に
『泣いてたん?』
って言われたのは、自分が驚いた。
泣いてるつもりはないのに泣いていた。

今、テスト期間だ。
レポートもある。
学校の仕事もある。
友達のこともあった。

僕は僕なりにめっちゃ頑張ってるよ。
結果的に俺はそれによって自分を壊したわけでもない。


僕は一人で悩むしかなかった。
ずっとずっと。
誰にも言えなくて、僕は一人で考えつづけた。

王様の耳はロバの耳みたいに、叫びたくなる時もあった。
僕はそうはしなかった。

僕はまだ18歳だ。僕はもう18歳だ。
もうすぐ19歳だ。

でも、僕は幸福だったよ。
考えるのはとても辛かったし、一人ってのはやっぱきつかったけど、
でも、僕じゃなくて、誰か、僕の大切な人のために考えるって
僕にとっちゃやっぱとても幸せだった。

僕は彼女が笑ってくれるだけで、それでよかった。
そのためだけに僕は頑張ったよ。嫌な意味で『頑張る』じゃなかったよ。

辛くて辛くて、なんて自分はガキで情けなくて、弱くて、ダサくて、生意気で、
のろまで、気がキかないで、女の子一人も助けられないのだろうって
悩んだ。


でも、それはちがった。
僕は彼女じゃない。

彼女が頑張らなければならないこともある。
彼女自身の手で、掘らなきゃならない未来がある。

僕はおせっかいだった。
僕は何も言わないでおこうと思った。
彼女がしたいようにするのが、一番いいと思った。思うようにした。


僕は聴き手にまわればいいと思い込んだ。
彼女が話してくれるまで待てばいいと、思った。

僕は、いつも彼女の前では正直だ。
嘘ついた覚えなどない。


でも、言っていない本音がある。
それは嘘じゃなく、言うてないだけ。

人は傷つきやすいものだ。
僕もそう。弱い存在だね。


とてもさっきまで明るかった世の中がいきなり悪雲が立ち込めて、
僕の楽園を見えなくする

ガラスの心って本当だ。
それが自分の好きな、大切に思ってるなら、その気持ちはなおさらだろう。


僕達は中途半端に今離れている。
毎日会うことなんて絶対に無理。


僕は何がしたいのか分からなくなってきた。
彼女になんていえばいいのか。
もしかしたら言う必要なんてないのかもしれない。
きっとない。ないんだろうな。

でも、
僕は思うよ。

自分がどうしようもないくらい好きな子が
めっちゃ傷ついてるのに、


僕は何もできないのか?
僕は見守らなきゃいけないのか?

僕は何をすればいい?


俺なんてどうでもいい。
彼女の方が辛いんだろなって思うし、
彼女が一番だから。



俺は真面目ですか?
俺は熱血でしょうか?
俺はアホですかね。
考えすぎですね。


僕はキット本来優しくない。
だから彼女には優しいと思われてるんだ。


僕は今何がしたいんだろう。
何もしなくていいのかな。


何もしなくていいのか……。
見守ることが大事なのかな…。





見守ることが俺にできることなのかな?
彼女をいつまでも見守っていることが大事なのかな。
彼女の苦痛や、僕の苦痛を、御互いが見守っていくことが大事なのかな。

頼られた時に頼りになればいいのか?
頼りたい時に、頼りになってほしい。


何でも言うてねって言ったのは考えてみなくても僕だ。

そう。僕。


してあげることだけが大事ってわけでもないのか?

暗い時は僕にだってある。
辛い時は僕にだってある。

僕はその時、何をしてほしい?



あああああああああああ!!!!!!!!!!

悩むの止め!


彼女を解放してあげよう。
僕がいつも笑わせてあげたいけど、
でも、それは重荷かもしんない。


僕はもっと大きい男になろう。
もっとカッコよく嫉妬できる男になろう。

きっとすぐにはそうはなれない。
でも、逃げてたって、振り向いたって変わらない。
壁はぶち壊す必要がある。

いつかは、青かったって思えることだと思う。


今は青いままでいい。


明日はそうは思えなくても、今はそう思う。

答えなんてでてないけど、
書いて気持ちが整った。スッキリした。
辛い辛い。なんて言うてるのは馬鹿らしい。

僕は僕なりで、荒削りでも、自分で、辛くても、嬉しいことはもっとある。
彼女はそれをくれるし、それが幸せだ。

なんでもいいや、とりあえず、彼女を
愛してるってことを
伝えられて、彼女が1%でも元気になれば。

僕はそれでいいや。
一人で落ち込んでしまうこともあるけど、それでいい。

どの道、明日はもっと仲良くなりたいて思うし。
どの道、戌だから(爆

何にも負けない男にはなれそうもない。
泣き言はこれからも吐くだろう。
でも、それでも、這って、立ち上がり
彼女の元に走ってけるようになりたいです。


ごめんね。身勝手なことばかり言って。
僕は結局自分しか考えてないんだ。自分の苦痛しか。
もっと広い意味で、キミを包み込めたらってめっちゃ思います。


 past    will


sk6 [手紙] [Ai to U]

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