2001年09月23日(日) 言葉にできない時。

手をつないだ。
離された。
傷ついた。
彼女は腕を絡ませてきた。
傷ついたことを忘れた。

彼女が怒っている。
僕は考える。

彼女の歩くペースを考える。
僕は時々止まる。

彼女との接触がなくなる。
僕はとまどう。

彼女は怒っているみたいだ。
僕に対して?

僕は悩む。
僕はどうすればいいかわからないから。

僕は抜かされる。
彼女は僕をほおって先に進む。
僕は悲しむ。
僕は彼女を待っていたのに。
彼女は僕を待ってはくれない。

彼女は怒ってる。
僕は考える。

僕は落ち着かなきゃいけない。
僕は彼女を少しは理解し、知ってるから。
僕はこれからもっと彼女を知りたい。

彼女はとても優しい子。
彼女はきっと後で嫌悪感を抱き。
彼女は彼女自身を傷付けてしまう。
僕はそれだけは避けたい。なぜなら、
彼女の肌はとても綺麗。

僕らは電車に乗った。
彼女はまだ口をきいてくれない。

僕が話そうとした。
彼女はそれを止めた。

僕はそれでも一つだけ話したくて、話した。
彼女は自分に腹を立てていた。

彼女は何も悪くない。

僕は彼女に何も怒ってない。
僕はどうしたらいいのか考えていただけ。
いつものことだなんてキミには失礼かもしれないけれど、
もう、少しづつだけどキミのことは分かってきたから。
僕はキミを待つ。
キミがそれを望むなら。

僕は彼女の頭に触れた。
僕は小さな声で彼女に『よしよし。』と言う。
彼女は僕に体をもたれかける。

僕は思う。

こんな小さな体で、自分を嫌いという彼女。
そして、
すぐに腹をたててしまう、自分の短気さにいらいらすると彼女は言う。

僕は想う。

それでもいいと。

僕は彼女であるキミをいつも受け止めたいと
それが僕の願いだから。
彼女は喜ぶ。
彼女のそのどうしようもない笑顔で、
僕はどんな傷さえすぐに忘れる。
傷は証になる。
傷は強くする。
彼女であるキミのために作るキズは
僕の力になる。

電車を降りて、キミとキスをする。
人気のない少し広い駐車場の真ん中でキスをする。

そして、僕はキミを抱く。
キミの好きなお姫様だっこってやつ。

キミは痛いと笑いながら僕に訴える。
僕はそれを無視して、くるりと2回転半する。

こうやって馬鹿みたいに笑って、
例え、そこを歩く他人に白けられたとしても
僕にとって何よりそれが大切で、幸せ。

キミは言った。

『私も何かしたい。今日の記念を残したい。』

と。
最高のプレゼントはお金では買えないキミ自身。
サキの笑顔。

昨日キミがつけたキスマークを鏡で見る。
どうしようもなく恥かしくなって、
僕は、部屋で一人照れている。

馬鹿で、情けなくて、アホで、寂しがりやの自分だけど。
それに喜びを感じている僕はとても好き。

何でもない、誰もがすることなのに、
キミにだけ感じるこの愛しさは
僕の何よりも大切なもの。

言うまでもなく、キミが好き。
でも言わせてほしい。聞かせてほしい。
愛してるなんて大人な言葉じゃなくてもいいから、




大好きだって。フルネームで。




 past    will


sk6 [手紙] [Ai to U]

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