2001年11月02日(金) スローモーション

僕には大学でもたくさんの大切な友達ができたことを
すごく嬉しく、幸せモノだと思っている。

大学に入ってすぐには

『大学の友達なんて大学だけの友達』

なんて思ってたけど、
それはただ俺が自分を小さくしてただけ。
自分がそう思ってたら、そうでないかもしれないものも
そうなってしまう。

『成功すると最後まで願いつづけたものが成功する。』

それと似たような言葉を世界の大富豪ナポレオン・ヒルは言っている。
僕も同じだ。むしろ、そうしている。

マイナスの方向になんていくらでも考えられるから、
できるだけプラスの方向に考えようって努力してる。


大学で大切な友達ができたけど、
その中でも、俺が尊敬している奴がいる。

俺と同じ学年で二つ上の堂前って奴だ。
勿論男。
コイツは何故か男ってものに妙にこだわって。

『やっぱ男やからな』

って言葉が誰も知らない俺だけが知っている口癖かもしれない。
人見知りが激しく、俺と知り合ってからもしばらくは
全く自分のことを話してくれなかった。
2個上だってことを知ったのも知り合って二ヶ月くらい経ってからのことだ。

自分が人見知りが激しいってことを彼はとてもコンプレックスに感じている。
でも俺はそれも一つの彼の長所ではないかって思う。

俺はそんな彼が好きだ。


僕は基本的に相談なんてしない。
俺が悩むのはほとんど彼女のことだけどね。

でも、なぜか堂前だけには僕は話してしまう。
こんな時どうしたらいいかってことを
彼は別に正当な真面目な答えをくれるわけじゃない。
ただ、俺はその彼の話振りに耳を傾けたくなるのだ。
無駄に緊張とか試行錯誤とかを繰り返しながら、
一生懸命話してくれるその姿だけで、
俺は自分の悩みって奴がくだらなく感じるわけ。
それに、一番の要因は、

彼の考え方が俺の理想だからだろう。

昨日、僕は彼女と電話で話してるときに、
友達に僕のことを相談しているっコトを聞いた。

だから僕も初めて、友達に
相談って言うか…
日頃俺が彼女に対して思ってることを言ってみた。


大切にするって何やろ。
セックスしないことかな?

俺は彼女やからってのもあるけど、
でも、その中に性欲みたいなものが混じってる俺が嫌いになる。
それは男やから仕方ないって思うものなのかもしれないけど、
何かもっと純粋な気持ちで彼女を抱けたらって思う。

女の子…って言うか、
彼女は、肉体的なつながりより精神的な繋がり求めてる気がするんよ。
俺もそれを求めていないわけじゃないよ。
ただ、肉体的なつながりってヤツのほうのほうが俺は強い気がする。

だから、いつもなんか少しだけの間やけど、
彼女を抱いたあとに、すごい罪悪感今でも感じるんよ。

俺は何のために彼女を抱いてるんやろ?
性欲のためかな?

それって最悪や。
俺は彼女がめっちゃ好きやで。
だからさ、何かもっと違うもの。
精神的なものってヤツを大事にしたいはずやのに、
何か俺矛盾してる。


俺ってさ。
もっと彼女にしたらなっていっつも思うんよ。

俺がバイトしてるときも、もし彼女に何かあったらとか
バイト中に5,6回は絶対考えてしまうんよね。
授業受けてるときも、一人でいるときも、
何かすごい心配になるんよ。

俺って心配性なんやろな。
彼女以外やったらこんなに心配せんのに、
なんでこんなに心配なんやろな?

それは大切にするってことかな?


で、俺が言うのは、何かって言うと、

『なんで連絡くれやんだん?』

最悪やろ。
もうそんな自分が嫌やけど、言いたくて仕方なくなるんよ。
彼女は普通に生活してるもんな。


そんな滅多に怪我もせんし、何か起こるわけでもないよね。
でも、何か俺考えてしまうわ。

もっと大切にしたいっていっつも思ってるんよ。
どうしたら大切ってことなんやろ。

俺連絡入れすぎなんかな?
いちいち家に着いたとか連絡せんでもいいかな?

この前な、彼女のコンサート行った時に、

彼女のお姉さんと話したんよ。

そんで彼女のお姉さんと、その彼氏の話を聞いてさ、
電話もメールも一日何もない日があるとか言うてたんよね。

流石に俺はそれは俺が寂しいしできやんけど、
俺はメールとかしすぎて、1回のメールとか電話のありがたさって
忘れてしまったのかな?

昨日、電車で一本のポッキーをめっちゃ嬉しそうに食べてた
ベビーカーに乗った男の子がおってさ。
俺は一本のポッキーであんだけの笑顔になれるかなって思ってたんよ。
それ見てたら、ブルーになってきてさ。

どうしたら、もっと大切にできるんやろな?
俺さ、お前にもいっつも言うてるけど、
彼女のことすげー好きやからさ。

何でもしてあげたいって思うけど、できやんこともあるけど、
でも、できるだけのことはしてあげたいって思うけど、

俺これ以上何してあげられるやろ。
車の免許とって早く色んなトコに連れてってあげたいな。
早く働いて色んなものを買ってあげたい。

ずっと一緒におれたら、俺はそれだけで幸せやから。

でも、もっと幸せにしてあげたいって思ってるんよ。
今の俺に何ができるんやろ?



彼はタバコをフかしながら、半笑いしながら、言った。


『お前は十分考えてるやん』


そうなのか。そうなのかな。
俺は考えてるのか。
基準ってものがわからんし、
入れても入れても膨らまない風船のような気がして仕方ない。


『何かお前の話聞いてると、俺がブルーになる。
 俺お前みたいに彼女のこと考えてないもん。』



俺は分かってない。
今日も妹と原付でビデオ借りに行って彼女と話す時間をなくしてしまった。
他人が聞けばそれしきのことて思うかもしれない。

でも、その時間が僕達にとってどれだけ大切で重要な時間か。

俺は勝手に彼女は遠足で疲れ果てて寝てしまったんだなって思い込んでた。
もっと考えるべきだった。

彼女はその時、
お母さんの手伝いを僕と話すためにしてくれていたのかもしれないのにね…。


僕さ、
この前の大学祭で彼女に来てもらったけど、
最後彼女と最悪なバイバイッってしちゃったんだ。
俺が忙しくて、最後彼女を見送れなかった。

すごく罪感じてる。
彼女が大学祭に来たくない理由が
『俺が忙しくてかまってもらえないかもしれない』
ってことだったから。

彼女に悪いことしたって思ってた。
だから、土曜日日曜日を指折りに待ってて、
今日は学校がいつもより楽しかったりした。
今週ずっと会えなくて、毎日凹んでた。

彼女は今日疲れてるだろうから、早く寝てもらって、
明日も疲れ残ってるだろうから、明日は散歩を少しくらいして、
家で本読んだりして、じっとしていようって思ってた。


どうも僕は彼女のこと考えるとき、小学生の気持ちになった気がして仕方ない。
彼女と遊ぶ前日が常に遠足の前日みたいで、
たいした場所に行くわけでもないのに、
やけにわくわくして、どきどきして、
おやつもないのに、眠れなかったりする。


俺は嘘はついてないよ。
この前の大学祭前のMSNで話す約束をしたってやつだって、
やっぱり俺は約束してなかった。
でもアレはそれっぽいこと言うた俺が悪いけどね。

俺の友達に聞いてみたい。
俺はすぐに

『ありがとう』

なんて、言うのか。

『ごめんなさい』

なんて言うのか。

『許してね。ごめんな。』

なんて口がさけても言わない。
彼女の態度もきっと僕だけなのだろうけど、
俺も同じで、彼女だけの俺の言葉と態度と誠意なんだよね。

嘘はつかないよ。
思ったことだけを言うてるよ。


それが俺なりに今日気づいた彼女を大切にするってこと。
俺は俺なりに考えて考えて生きてく。


分かってあげられないことも、分かってもらえないことも辛い。

こんなにも思ってるのに、伝わらないのは
俺が思ってる『だけ』だからだろう。

でも、言葉にしたら、きっと一瞬で終ってしまうこと。

彼女の誠意や、愛に、
僕が言葉なしに気付ける日が早く来て欲しい。


 past    will


sk6 [手紙] [Ai to U]

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