2007年04月14日(土) |
れりぃびー・・・れりぃびーっ! |
「ほら、前にskさん言うてたじゃないっすか」
おもむろに言い出したお前の言葉に、 俺が躊躇する。
「ほら、なんだっけ。ほら。」
「それだけじゃわからん」
「えっとー・・・」
「意味合いで言え」
「形を残したいみたいなーー・・・」
「あー・・・はいはい」
俺の思いつきのような言葉を彼は覚えていたことに驚いた。
それは、 ただ、毎日を過ごすだけじゃなくて、 何か生まれたからにはその意味があって、 子どもを作って子孫を残していくという誰もが持つ本能と、 またそれ以外の部分での本能として、 何かこう、追い求めていくものがあるんじゃないかって話。
いつだったかにしたなぁ確か。
で、彼は今それを考えている。
自分がこの会社にいる意味。 もしかしたら、誰でもできる仕事をしているのかもしれない。 そして、そこに意味を感じられないのかなって。
そうか。 人の間で生きていくことすら億劫に感じていたお前が、 今では一つの生きがいさえ求めるようになったんだ。
成長したな。 社会人一年もやると、 こうまで人は成長するものかと感動さえ覚えた。
大丈夫。 探そうとすることが大事なんだ。
諦めてもいいさ。何度でもしがみつけばいい。
「雑用と思った瞬間に、仕事は雑用になる。」
どんな仕事であろうと、 させていただいているという気持ちをもって仕事に就く。
とても大変で忘れがちだけど、 少なくとも心に留めておく。
当たり前のことがちゃんとできて、 「おもろいこと」はやってくる。
認められるってのは、そういうこったって思う。
毎日、誰にでもできる仕事をこなすということの難しさ。 お前は1年もやってのけた。
きっとこれからなんだよ、お前はよ。
あれだって遅咲きなんだって。もしくわ大器晩成。褒めすぎだな。俺。
当たり前の、誰にでもできることをやり続けろ。 そうすれば見えてくるものもある。
今、自分に何かが足りない、何かおもしろいことないかなと 思った時こそ、
めんどくさいことをめんどくさがらずにしよう。
それはチャンス到来の証なのだから。
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