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地震が起こった瞬間。
心が躍ったのを感じた。
おどった。
でも、喜びではない。
瞳孔が開いていくのを静かに感じた。 感覚を無駄に研ぎ澄まさせていた。
武者ぶるい?ってこんな感じか?よくわからないが。
「俺にできることはなんだ」
と誰かが俺に言うような気がして、 横にいる先輩のあわてた声も耳に入らなかった。
心が高ぶって頭がうまく機能していない気もした。 だけど、冷静にするべき対応ができた。
俺はそれほど意識もしていなかった。 俺は逃げると思っていた。
怖いと一瞬思った。
だけど、「そうじゃない」と思った。
「命がなくなってしまうのが怖い」のはなんでだ。
それはやり残したことがあるからだ。 明日、友達と遊ぶ約束とか、 おいしいものをまだまだ食べたいとか そういう「遣り残し」ではない。
正直、「俺は死なない」と心から信じていた。
まだ、この世の中にいる意味があると思っていたから。
俺の心の中にも、いつのまにか信じるものが 生まれたのかもしれない。 名前をつけるのであれば、「神様」か。。 宗教家か俺は。
「仕事」は俺の生きる意味だと思う。 あの時、俺がすべきことは「仕事」だったんだと思う。
命が踊ったのを感じた。
「生きる意味」ってのを感じた。
そして、俺に足りないいくつかを教えてくれた。
それは、技術・経験・知識。
この会社で、社会で学ぶことは、 まだまだあると思った。
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技術は、緊急時に俺ができることだ。 今の俺には何一つできない。 その送出の方法すら知らない。
一歩一歩確実に知る必要がある。
馬より牛を目指せ。
その言葉がすごく思い出された。
経験は、災害の恐ろしさ。 日常生活の中で「いつか」と言う言葉は忘れがちだ。 いつ何が起こってもいいように、 マニュアルをやはり作るべきだ。 いや、コレは俺個人で作っておこう。 少なくとも、アイツには任せられないことだ。
知識。 技術と経験を足したもの。 つまり、実用性。 慣れるしかない。そして、備えるしかない。 自由な今だからこそしなければならないものがある。
一歩一歩前に進まなきゃいけない。
一歩でいい。365日歩けば365歩にある。
一歩を進め。
課題ができた。 そう。
これはなかなかがんばれそうだ。 得意分野だ。
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