2008年02月01日(金) 俺、ハニカミ、王子?

今日は小学校ロケ初めての日。

(参考日記は以下)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=682423412&owner_id=2208978
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=682457127&owner_id=2208978
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=699058670&owner_id=2208978
(MIXIメイツじゃないと見ることができません)


簡単に書くと、
以前ポルコが取材した小学校で文化祭があるので、
それを僕に取材してほしい&劇をするから出てほしい!
っという小学生の依頼があった話の続きです。

最終的には、
折角小学校の皆さんの想いを大切にしようと上司にお願いし、
ポルコがリポーターで12分くらいの番組になるのです。
[自分の会社ではありますが、自分の上司の懐の広さには
いつも感動します。感情論というかそういう勢いで
決めようとする僕に色々アドバイスをくれた上でOKをくれる。
俺は幸せな会社で勤めていると思います。]

[ちなみに以下は本編にはほとんどでない内容です。
裏話と思ってもらったらいいですね。
見れる環境にある方には是非見ていただきたいです。]


さて、
学校に到着するなり緊張する俺。

ああ・・・俺ってどんな人間だっけ

と、急に焦りだす。
小学生のテンションってのは高いと高いんだが、
やっぱ低いと低いからw
ん?まぁいいや自然体でいこう。

ガラガラガラ。(教室のドア)

こんにちわー。

「ハニカミー!!!!」

いきなり大声で呼ばれる俺・・・俺?
俺だなこれは。

「ポルコさんお待ちしていました。
 今日はポルコさんに文化祭の劇に出てもらいたいと・・・」

先生から概要を聞く。

「なるほど。あは。なんか恥ずかしいですねー!」

「ハニカミー!」

ハニカミハニカミとまぁ・・・
俺はあんなにさわやかではない。

「お母さんになー!ハニカミ王子来るっていうたらなー
 めっちゃ楽しみにしとったに!」
(文化祭は一般参加ができる)

「うはwそれはwww
 お母さん期待されると僕困るんですけどwww」

「大丈夫!あんなにカッコよくはないって言うてあるで!」

「そ、それは悲しいような安心したような!」

まぁそんな会話が続いて、ここからオフレコ。

「劇の練習の前にですね。
 実は先日、国語の授業で「思い出」について文章を書いたんです。
 その思い出の話の中には、
 友達のことや卒業のことがんばったクラブのこととか
 色々皆書いたんですけど一人の子がね、
 ポルコさんについて書いてたんです。
 そしてそのことを発表したいということなので、
 聞いてもらえますか?」

「え。あ、はい。
 ぼ、僕そんな大そうな取材してないんだけどなー」

「聞いてあげてください^^」

「は、はい(照れる)」


「読むでちゃんと聞いてやー?ハニカミ王子ー」

「は、はい!」

その女の子はかわいらしいノートを広げ文章を読み始めた。

内容は・・・

「わたしの学校にはよく記者がきます。
 やけど、皆なんかいっつも怖い顔をしているので、
 わたしの記者のイメージは「こわいなぁ!」というものでした。
 やけど、ハニカミ王子はニコニコして話を聞いてくれたり、
 話をしてくれたり、めっちゃおもしろかったです。
 記者は皆怖いって思ってたけど、
 ハニカミ王子みたいな記者もおるんやなって思ったら、
 ちょっとそういう仕事も楽しそうやなぁと思いました。」

俺、感涙、しかける。

なるほどなぁ。
大人ってのはこどもらから見たら、
「なんで怒った顔してるんやろ」ってやっぱ思うんやろな。
俺は、どうだろう?
いや、俺は怖いって良く言われるから、やっぱ怖いのかな。


ちょっとした打ち合わせなどを撮影し、劇の練習に。
A3の原稿用紙4枚ほどの原稿が手渡される。
まぁ僕が出る部分は最後の少しなんだけど、
結構なキーパーソンになっている為にかなり緊張なんですけど。

その内容は・・・書きたいけど、放送されてからで!


こんな風に小学校の皆さんから取材&出演依頼を受けて、
取材に行くのは当局では過去にない。
だって俺ただのローカルアナウンサーであって、
芸能人じゃないもん。ただのおっさん。

ヤラセがない分、「なんというあたたかい待遇」と思える。
見る人によっては「ヤラセ」ってとりかねられないくらい、
内容が僕に対する感謝で溢れてる。
それが純粋すぎて逆にヤラセにも見えるかもしれない。

劇の内容をチョットだけ書くと、
それは子どもたちの60年後の未来の話なのね。
おばあちゃんになって小学校時代を振り返ったりする。

でね、俺の仕事は思い出を作る仕事でもあるんだなって思った。
60年後にうちが取材したことをそのときでも覚えてもらえるように
俺は力の限り全生命力を投入していいものを作りますよ。
俺にできる限り全てやります。

劇のセリフ。練習ではなかなか覚えられなかったなw
でも失敗せんとこどもらの気持ちを十分に発揮できるよう、
俺も王子としてがんばるよ。うん。

「カッコいいっていうよりはカワイイよね。ハニカミ王子は!」

小学生にかわいいといわれる俺。うん、まぁいいけど。
7年後に会おうぜ。いえ、間違えました。すいません。


俺は別に・・・「がんばってる!」なんて思ってない。
がんばりたいとは思ってるけど。

「ポルコさんは何もかも手が抜けない人だから、
 きっとしんどいでしょうねぇ〜」

後輩に酒を飲みながら言われたよ。
よく分かったな。俺でも気づかなかったよ。
いつからそんなんになったんだろうな。

もしも、あなたが5300円の買い物をして、
10000円をだし、お釣りを受け取る時に、
4500円だったとしたら、
「お釣りがたらない」って話すと思うけど、

制作と言う仕事はその価値が分からない。
だから手も抜けるし、逆にその価値は
つけられないほどに高くなる可能性も秘めている。

しかし、手を抜いてはいけないのだよ。
お金という価値では表せないのだから、
やっぱり伝えるという気持ちをもって仕事をしなきゃいけない。


思い描いていた理想はやっぱええもんやったわ。
嬉しいもんやわ。マジでな小学生なんて騙せないから。
俺ほんまに愛されたいって心から心からそれは願ってるから。

必ずええもんつくろう!つくろうね!ディレクター!

最近お互い帰るの遅いけど、がんばろうね!
っていうかがんばりましょう!


 past    will


sk6 [手紙] [Ai to U]

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