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| 2002年01月20日(日) ■ |
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| 世界一のパフェ |
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まだ、自分HPを持っていなかった頃は、今以上に熱心に掲示板に書き込みをしていた。画面を通じて、瞬時にたくさんの人とコミュニケーション出来るのは、ただ楽しかった。 ある日、テレビで見たロッテ・渡辺俊介投手の投球フォームにおったまげた。すごく興味をそそられる選手だった。早速、その日の掲示板に、「ロッテの渡辺投手って、すごいですね。アンダーハンドピッチャーってあまりいないので、早く(一軍に上がって)活躍して欲しい」といった内容だったと思う。
次の日、その書き込みにレスがついていた。喜びいさんで見てみたら‥。
今でも思い出すだけでムカムカくるので、簡単に内容のさわりだけ。
>あれですごいとか言ってもらったら困る。昔の山田久志とかはもっとすごかった。(技術的な説明が延々→略)だから、あれで満足することしか出来ないのはかわいそう。
何様?って思った。
山田久志氏を始め、昔のプロ野球選手には偉大なアンダーハンドピッチャーがいたことは、知識として頭にある。でも、私にとって、彼らは「歴史上の人物」なのだ。 貴方が「渡辺俊介より、山田久志」と思っていただくのは結構。ただ、「昔は良かった」を今の野球しかしらないこちらに強制するのはどうだろう。その傲慢知己な書き込みぶりに、まるで「昔の方がいいと思いなさい」と命令されているようで、とても不愉快だった。
ちなみに、投球の際、地面と手との間隔は、往年の山田氏より、今の渡辺投手の方がはるかに狭い(5センチ!)のだと聞いた。
今日は、仕事を終えてから、ともきちと駅前で飲んだ。久しぶりな上、連続労働でかなり疲れているはすなのに、こういう時だけは元気が湧いてくる。
ひとしきり食べたあと、ともきちがふと一言。 「な、世界一のパフェ、食べに行こっか」 満場一致(?)で、喫茶店行きが決定した(ああ、体に悪そう…)。
私たちの「世界一のパフェ」とは、リプトンの「いちごのクリームチーズサヴァイヨンパフェ(たしかそんな感じの名前だったと思う)」をことを指す。もう、2,3年ほど前、ともきちに勧められて二人で食べた。めっちゃ上手かった。
贅沢に使った甘さ控えめの生クリームに、アイスも口あたりがいい。また、底までぎっしり詰まっているクリームチーズは、何とも言えない快感にもつながった。私はクリームチーズといった類のものは苦手なのだが、これだけはそんな私でも超花丸級だ。
一時は、2人で会うたびにリプトンに通った。 しばらくして、サヴァイヨンパフェ自体はメニューからなくなったが、それに近いものは常にメニューにあり、100%とは言わないが、それなりに満足感を得ることができた。だから、今日もそんな感じで足を運んでみた。
今回もまた、メニューは変わっていた。しかし、今までそれほど期待を裏切られたことはなかったので、気にせずに注文した。
最初は「おいしい」「おいしい」と言っていた私たちも、胃袋に収まった量と比例して、テンションが下がっていった。首をかしげ、「あれ?」、渋い顔して、「なんかごまかされているような気がするなあ」。最後の木苺ソース(と思われるもの)が絡まったスポンジケーキで、私の堪忍袋の緒が切れ、ついに最後の一口は残してしまった。
もう、いちごのクリームチーズサヴァイヨンパフェの面影を求めることは出来ないのかもしれない。そのとき、そう悟った。それは、二度と帰らない青春時代というものに少し似ている。
胃が重く、食べ終わってからもしばらく店を出ることは出来なかった。 「あーあ、サヴァイヨンパフェが食べたいなあ」「もう一度復活しいひんかなあ」と2人して、もう帰らない世界一のパフェを思った。
しかし、その後、ふとこう考えたのだ。
もし、私が世界一のパフェと出会っていなかったら、今食べたこのパフェが「世界一のパフェ」に成り得たのかもしれない。
頭の中の「なるほど豆電球」が、パッと点った。
私は今日、このパフェを食べたことによって、掲示板に不愉快なレスをよこしたヤツの立場に立ったのだ。
そっか、ヤツにはヤツの悲しみがあったんだ。
〜つれづれお仕事日記9〜
今日は日曜日。休日出勤をするときは、「ああ、自分ってがんばってるなあ」とナルシスト系になって、自分を奮い立たせないと、尋常な状態で仕事ができない。
そんな辛うじて保っている精神状態なのに、勤務先の最寄り駅に着いた瞬間、クソ中学生が、大声で「おはよ〜」「「今日、○○してきた?」とか、しょーもないことを大声で話していた。
側にいる人に聞こえりゃいいんやから、そんなばかでかい声出さんでもええやん…。それと前をダラダラ歩くな、通行の邪魔!
気の弱い私はそんなことも言えずに、中学生の後をついて行くような格好で階段を登っていった。
今日は日曜日。食堂はお休み。そんな時に限って、昼休みは12時から。当然、どこの飲食店もダダ混み。お昼(ごはん)求めて、町をさまよっていると、同じチームの残りの3人と偶然会った。勤務9日目にして初めて、食事をご一緒させていただいた。犬の話、正月のお雑煮の話など、それなりに盛り上がったが、やはり時間がもったいないなあと感じた。
今日は、残業なしの5時退社だった。久しぶり♪
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