不倫だったか?と聞かれれば今はそうだ。と答える。
当時は、そんな大人びたものでないと思ってた。 結局、1つの家庭を壊してしまったことに他ならない。
会社が近いだけで、お客さんの一人だった。 お昼を食べに行ったり、飲みに行ったり。 単身赴任だった彼は、休日には家に呼んで、 手料理を振舞ってくれ、疲れ果てていたせいか、 よくそのまま眠っていた。 あたしは、彼をそのまま寝かせておいて、 夕方からは他の男との約束をこなしていた。
一度、娘さんと偶然会った。
チチハ チチノ ジンセイデスカラ。
奥様は非常に悲しんだらしいが、 結局、彼は会社も辞め、家庭も失った。
あたしのせいか?と聞いたら、 きっかけのひとつではある。といわれた。 非常にやりきれない気持ちになったけど、 娘とそう年齢が違わないあたしは、 愚痴の聞き役以外の何者でもなかった。
家族にとても愛されていた人だった。 今になって、それがよくわかる気がする。
2006年11月06日(月)
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