paranoia kiss
    

彼はあたしの記憶にあまりにも残っていなかった。
ただ、上司がいる前で、
床で眠ってしまっていた。
根性ある人だな。と思ったくらい。

そんな彼と海に出かけることに。
あたしは体調が悪く、
お酒も飲めない状態なのに、
カラオケやゲームセンターに着いて行った。

付き合って。と言ってくれる人としか、
一緒にいることを選ばなかった。
なのに、何も言ってこない人がいた。
試されてる?そんなことを思った。

家に帰って、お礼の電話をしても、
留守電でメッセージだけ残した。
あたしの誕生日だというのに、
やはり、相手は遊びだったのか。

すぐに電話がかかってきた。

オトコノ オレノホウカラ イワナイト 
イケナイノニ イワセテ ゴメン。

次の日、病院に行くと、
一週間の点滴を言い渡される。
ようやく、心はすっきりしたのに、
体の調子が悪くなってしまった。

それでも、飲み続けなければいけない生活。
店と自宅を送り迎えしてもらった。
初めて部屋に泊まった翌日も
病院に送ってもらった。

だから、今でもあたしの肝臓は元気です。



2006年11月07日(火)



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