paranoia kiss
    

先日読んだ本を読み返す。
気分や環境によって感じる部分が違うので、
読み返すことをよくする。

その中に、たった一人とうまくいけばいい。と
いうようなことが書いてあった。
確かに。と思う。

国内だけでなく、人なんてたくさんいるし、
恋をしているときによくある、
この人が運命。と思ってしまうのは大きな錯覚で。

そう考えるともっとたくさんの人と
知り合うほうがいいのかもしれない。
付き合う。ということでなく、
いろんな人といろんな話をするんだ。

もっと、知り合っておけばよかった。と
君に話すと、数多い方だ。と返された。
確かに、仕事ではかなりの人と話した。
得たものの方が多かった。

そんな僕と今は一緒にいる君は幸せなのかも。と言ってみた。
妥協なのか選ばれたのかよくわからない。とあっさり。

あぁ、僕のほうがよくわからなくなってしまったよ。

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やってもやっても報われなくて嫌になる。
ため息はダメだから、かわりに息を大きく吸い込む。

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毎日些細なことにいらいらし、
そして悩まされ一日が終わる。

そうやって僕の人生も過ぎてゆくのか。
たった数十年を悩まされてばかりで、
人間の人生が終わるだなんて。

生まれ変わるなら、みみずになりたい。と君に告げる。
おなかを抱えて笑う君。

僕は地を這いつくばって、
陽に照らされてひからびて人生を終えるんだ。

もっとシンプルに生きてみたい。


2006年12月13日(水)



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