今朝、セブンインレブンの駐車場にクルマを駐めたオレは、隣のスペースでアイドリングしている日産タイタンの白煙の直撃を受けた。駐めてる間くらいエンジン切っておけよと思うのだが、そいつらはクルマの中で飲食しながらずっとアイドリングして大量の白煙を吐き出し続けたのである。ドアを開けると白煙がたちまち車の中に充満してしまうので、オレは風向きを見ながら白煙がこちらに入らない一瞬を待って自分の車を降りた。それだけ白煙がもうもうと出るということは何らかの異常が発生しているはずだ。修理しないでそのまま使ってるなら車両管理にかなり問題のある会社である。あるいは直らないくらいにポンコツだったのだろうか。
その白煙を見てオレは、昔自分が乗っていた三菱FTOのことを思い出した。FTOの末期は排気管からの白煙に悩まされたのである。22万キロも走ったわけでエンジンはかなり消耗していたはずだからそれも仕方ないのだが。
ただ、その白煙は通常のアイドリング時には出なかった。出るのはエンジンを少し高回転で回した時である。長い上り坂を走ったりすると白煙が出る。一応車検時にはそのことは伝えていた。しかし、排ガスの独特な臭いは新車時からだった。三菱FTOに搭載されているV6エンジンに何らかの欠陥があったのか、それとも、もともとそういうものだったのかは今となってはよくわからないのだが。他のFTOユーザーにも聞いてみたいのだが、もはや生産終了から24年を経過しているわけで現存の車両の個体数も少ないだろう。
オレは2015年に三菱FTOを手放して、ホンダS660を買った。その後海外では日本の旧車ブームが起きたわけで、もしもその時に手放さずにFTOを所有していれば値上がりしたのだろうかとも思うのである。しかし、当時は複数台のクルマを同時に所有するなんて贅沢なことは思いもしなかった。今は余裕が出来て複数台のクルマを所有しているわけだが、置き場所さえあればFTOはそのまま持っておきたかったという気もするのである。
オレは2000年にFTOを買った時、もう一方の候補はトヨタのセリカだった。決め手となった購入理由はFTOが生産中止となって「今買わないとなくなる」ということだった。2ドアクーペばかり乗り継いだオレはその少し前に日産180SXやいすゞPAネロという個性的なクルマをいずれも「生産終了」という理由で買い損ねているのである。だからFTOはなんとしても所有したかったのである。「生産打ち切り」と聞いて、何が何でも買わないと・・・と焦ったのである。
その後、スバルBRZが出たときに買い換えを検討したが、ディーラーで並べて駐めた時に「なんだ、FTOの方がずっとカッコいいじゃないか」と思って買うのをやめ、結局ホンダS660を買うまでずるずると15年間乗り続けていたのである。FTOの次に買おうと思っていたセリカはいつのまにか消滅してしまった。今や日本車の中では2ドアクーペという選択肢はほとんどなくなってしまっているのである。4人乗車できる2ドアクーペで今購入できるのはスカイラインGTRとトヨタ86,BRZ、GRヤリスくらいだろうか。デートカーとして若者が手軽に買えるような安価な2ドアクーペなどもはや存在しないのである。
ただ朗報もある。ホンダから復活したプレリュードが発売されるらしい。どんなクルマになるのだろうかとオレは少し楽しみにしている。買うかどうかは別にして・・・
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