2025年01月05日(日) |
共産党の敵は誰か? |
携帯用URL
| |
|
Xで共産党の国会議員のたつみコータローさんが、れいわ新選組の三好りょうさんの発言を「デマだ」と強く叩いていた。三好さんは被災地に党首が行かないことを決めた六党合意を批判されていたわけだが、たつみさんは「共産党の議員個人が被災地入りしている」という事実を提示して反論したわけである。
オレはたつみさんがどうして三好りょうさんに向かって「デマ」というきつい言葉を使うのか。そこが疑問だったのである。しかし、共産党の今の立ち位置を考えたとき、その行動の理由が少しわかるような気がする。共産党は昨年の衆院選でも議席を減らした。本来自民党が大幅に議席を減らしたのならその分は共産党にも回ってきてもおかしくない。
しかし、共産党と似た立ち位置であるれいわ新選組が議席を増やした分共産党の票は減ったとも言える。かつては企業や金持ちではなく国民のための政治を志向する政党は共産党と社民党しかなかったわけだが、れいわ新選組という国民政党が登場したことで確実に共産党に行くべき政府への批判票が流れている。そこで共産党幹部や一般の党員がれいわ新選組に対して「近親憎悪」しているような気もするのである。なんとケツの穴が小さいことだろうか。
かつて山本太郎さんは選挙時の街宣で共産党や立憲民主党の議員を応援したことがある。しかし、今の国会はれいわ新選組vs既得権益(自民公明立憲維新国民共産)という状況となってしまい、国会で茶番を続ける6党とガチンコで戦おうとするれいわ新選組との間に溝が広がっている。なぜ共産党は立憲なんかと袂を分かってれいわの側に立たないのか、オレは不思議でならないのだ。今やまともな護憲政党は共産党とれいわ新選組しかないだろう。
立憲民主党の幹部は増税派ばかりである。野田佳彦は過去に増税した戦犯だ。護憲と消費税廃止または大幅減税という方針でれいわ新選組と共産党は歩調を合わせることが出来るはずである。
オレはかつで公立高校という世界に身を置いていた関係で、組合関係の活動をしていた共産党関係の方の知人もいるが、その知人はれいわ新選組を激しく嫌悪していた。真に国民のための政治を目指すはずの両党が、こうして反目し合ってることで誰が得をするのか。それは自民党である。
電通を通じて巨額のゼニがネット工作に使われ、そのゼニに雇われた工作員の中には共産党やれいわ新選組の支持者を装って両党の支持者の対立を画策する連中がいるかも知れない。そういう連中に騙されてはならない。共産党の支持者もれいわ新選組の支持者も連帯しないといけないのである。戦うべき相手は自民党なのだから。同士討ちしている場合じゃないのだ。
←1位を目指しています。
前の日記 後の日記