2025年08月02日(土) |
言論の自由について |
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参政党の神谷宗幣が「治安維持法は共産主義者を取り締まるために必要だった」という発言をして問題視されている。神谷はウクライナを侵略したロシアや習近平独裁の中国を聴衆に想像させることで「社会主義や共産主義は悪」「そういう思想を取り締まるのは当然」という方向にミスリードさせたいわけで、プーチンや習近平のやってることはただの独裁者の行動でありそれは共産主義や社会主義とは何の関係もない。しかし、参政党レベルのカルト政党の信者になる馬鹿にとってはそんなことはわからないわけで、聴衆は拍手喝采を送るのである。
三浦綾子の「母」という小説には、治安維持法違反で検挙された作家の小林多喜二が拷問によって虐殺されたことが描かれている。多喜二の母は文字が書けなかった。その後、ひらがなが書けるようになった多喜二の母が書いた手紙が小樽市文学館に展示されている。その手紙を読んでオレは胸が締め付けられるような思いだった。この世の中にこんな悲しい手紙があるのかと。
参政党は自分たちへの批判を封じ込めるために躍起である。たとえばオレがnoteという投稿サイトに書いた「参政党に投票した馬鹿の分析」というタイトルの文書は、参政党の連中が運営に圧力を掛けたために公開停止に追い込まれた。オレはこれまで自民党や維新の会に対して辛辣な批判を続けて来たが、それらの文章がこうして運営から注意を受けたことは一度もない。Xではアカウント停止を喰らったことがあるが、それはAIが馬鹿だから起きたことである。しかし、note での今回の措置にはなんらかの政治的な圧力が背景にあったことは間違いない。
神谷宗幣が目指す「治安維持法の復活」は断じて阻止しないといけない。治安維持法は実際は国家の方針に逆らうすべての国民が対象だった。戦争に協力しない国民は「非国民」と呼ばれて迫害されたわけだが、参政党の初鹿野候補は、選挙期間中にプラカードを持つ抗議者に対して「非国民」ということばを使って罵倒している。
オレがこうして自由に自分の意見の主張が出来るのは、日本では言論の自由が保証されているからである。ところがそれを快く思わない勢力が存在するのである。オレが指摘する事実が、国民を騙そうとしている連中には目障りなのである。
オレはこれまで大阪を実効支配して行政を私物化している維新の会の連中を批判してきた。言論が弾圧されるということは、そうした批判もまた弾圧されるということである。批判をしなければ、あの連中はますます調子に乗ってタウンミーティングでデマを振りまき、お年寄りを騙して自分たちへ投票させるのである。共産党議員のいる地域の議員定数を減らしたりして選挙制度をイジって小選挙区ばかりにして大阪府議会の多数派を守り、その維新議員達から上納金を党本部に集めることが維新の会の党としての活動である。自民党安倍派を中心とする世襲議員達が大阪での既得権益を守るために作った組織が維新の会であることを忘れてはならない。彼らは改革者でもなんでもなく、ただ政治で金儲けしたいだけのクソみたいな連中である。
政治の世界から詐欺師やペテン師を追放しないいけない。裏金議員は必ず逮捕させないといけない。法の支配の及ばない不完全なこの世界で新たな法を作りたい連中というのはたいてい悪人である。国民は賢くなってそういう悪を排除しないといけないのだ。
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