2025年08月09日(土) |
世界はいつか破滅する |
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世界の軍事費総額が、第二次大戦の時の倍になってるそうだ。アメリカはEUにGDP比5%という防衛費の増額を要求し、EUはそれを受け入れた。そうして軍事費を膨脹させ続けることで軍需産業は空前の利益を上げている。その「死の商人」たちは時々新たな兵器の宣伝のために小規模の戦争を起こしたりして世界を不安に陥れる。いいかげんにこうしたカラクリに気付いてくれよと思うのである。それが馬鹿げたことであるとどうして日本の政治家は訴えないのか。トランプ大統領の要求をそのまま受け入れて子分のように従うことが「国益」だと思ってるのか。アメリカが関税を上げるなら、おまえの国に売らなくても関税を取らない国が買ってくれるぜと強い態度に出ることはできないのか。日本車が買えないことで困るのはトランプ大統領ではなくてアメリカの市民である。
参院選では極右政党が得票を集めるという結果となった。参政党の候補者の中には徴兵制の復活や核兵器の保有を語る者までいるわけだ。このような政党が支持を集めることに関してオレは強い怒りを覚えるのである。
軍備増強を主張する側の主張は単純だ。「いきなり攻め込まれたらどうする?」しかし、ロシアも中国も北朝鮮もいずれも「いきなり攻め込めるような武器」「いきなり日本列島を壊滅させられる核兵器」を持っているわけで、それを不可能にするほどの軍備を持つことは不可能である。すでに強大な軍備を持つ相手に対して、軍備増強によって対抗することは不可能だし、同盟国の軍備に頼るといってもアメリカから見れば日本はただの防衛拠点である。日本にロシアや中国の拠点が作られたら何のためらいもなく核兵器が撃ち込まれるだろう。太平洋戦争の時に大日本帝国が沖縄を犠牲にしたように、中ロとアメリカが開戦すれば日本が犠牲になることは明らかだ。それを防ぐためには日米同盟の廃棄しかないのである。
アメリカが中国と覇権争いをしたいなら勝手にやってくれと宣言しよう。そしてその無益なことを両国の国民に語ろうではないか。今世界が向き合わないといけないのは米中の覇権問題ではなく貿易問題でもない。ガザ地区で起きているイスラエルによるジェノサイドやロシアの侵略戦争を今すぐに止めさせることではないのか。
温暖化による世界の海面上昇を防ぐ方法が一つある。それは干上がったアラル海に海水を導入して塩害を防ぐことである。この壮大なプロジェクトに対して世界各国に支援を求めることが必要だ。黒海からカスピ海、カスピ海からアラル海という運河を築くことができれば周辺諸国にとって大きな利益をもたらすだろうし、ロシアにとってかなりプラスになることである。ウクライナ停戦の条件として、アラル海への運河建設ということを提示してもいいかとオレは思うのである。
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