2025年09月23日(火) |
「日本」を取り戻す? |
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ネトウヨの方々、自民党政治家の方々は時々「日本を取り戻す」という発言をされる。いったい誰から取り戻すのだろうか。今の日本が日本人ではなく、何かおかしな悪の勢力(たとえば裏金議員とか統一教会)に支配されていて、その悪から取り戻すというのなら話はわかる。ところがその「取り戻す」と発言してるのは統一教会とか日本会議、勝共連合といういわゆる「悪の勢力」側と関係深い議員だったりするのである。そこにオレは大いなる矛盾を感じるのだ。自分たちが悪のエージェントのくせに、その悪のエージェントから「日本を取り戻す」などと発言してる政治家というのはもしかして二重スパイなのかとオレは勘ぐってしまうのである。
「日本を取り戻す」ことにオレも賛成だ。ただオレが「取り戻す」という言葉に込めているのは「金権腐敗したクソ世襲政治家から、国民の手に日本の政治を取り戻す」という意味であり、それを短く書くと「日本を取り戻す」となるわけで、同じことばでもオレが定義していることと全く意味が違うのである。
オレは日本を取り戻したい。かつての高度成長の頃のように国民に夢があった時代を取り戻したいと思っている。今のような教育格差など存在しなかった。どんな貧乏な家に生まれても、がんばって勉強すれば東大に入って官僚になれるという「ジャパニーズドリーム」がそこには存在した。もしもそんな世の中でなかったらオレのような社会の底辺の家庭に生まれた人間は大学進学することさえできなかっただろう。塾や中高一貫私立に行かなくても、公立中学から地域トップの公立高校に進学すれば、東大や京大を普通に目指せるのが「昭和」という時代だったのである。今、大阪でトップ校である北野高校に入れるのは、中学時代に年間100万円くらい塾に課金できる富裕層の家庭ばかりになってしまった。なんでこんな世の中になってしまったのか。
正社員として入社し、まじめに働けば誰でも安定した生活を築くことができて、結婚して家庭を築き、住宅ローンを使ってだがマイホームを買うこともできた。それが「昭和」という時代だった。ところが昭和が終わって平成になり、労働者の格差が拡大し、いつのまにか非正規雇用が正社員を上回り、多くの労働者が企業にとって「使い捨てのコマ」とされてしまうことなど誰が予想できただろうか。
「日本を取り戻す」ということは、かつての「誰もが夢を持てた」時代を取り戻すことに他ならない。そういう時代を奪ったのは一体誰なのか。そんな政策を推し進めてきたアメリカの奴隷のような売国政治家、韓鶴子を「マザームーン」と呼ぶ統一教会のしもべのようなクソ野郎はいったい誰だったのかということに国民は気付かないといけない。そして、そういうクソ野郎どもを全員追放することが、「日本を取り戻す」第一歩であることをオレは訴えたい。
投票率が上昇した結果起きたことは、第三自民党である国民民主党と、嘘ばかり言いまくる神谷のようなペテン師が国民を洗脳しまくる参政党が伸びたという悪夢だった。国民が目覚めて投票率が上昇したのではなく。これまで選挙にも行かなかったリテラシーの低い人々が、デマゴーグに騙されて投票したというのが2025夏の参院選だったのである。国民が馬鹿だということがさらに日本の明るい未来を奪っているのである。
オレはもうすぐ人生から退場するただの老人である。オレが死んだ後日本が滅びるのは間違いない。日本の滅亡を見ないで済むだけでも幸せなことかも知れない。ただ、今ならまだ食い止める手段はある。まともな政治家もわずかだが存在する。国民はどうかもう少し賢明になって、誰がイカサマかをちゃんと見抜いて欲しいのである。
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