2025年09月26日(金) |
ラブホテルで会議は可能か? |
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前橋市の小川晶市長(42歳)が、部下の既婚の男性職員とラブホテルに10回行ったということが話題になっていて、小川市長は「男女の関係はなかった」と主張し、仕事の上の打ち合わせだったと弁明している。
そもそもラブホテルというのはどういう場所なんだろうか。そこは男女がSEXという行為を行うための特化した施設ではないのか。それ以外の目的でそこに入ったという弁明はとうてい世間では通用しないのである。
今回の前橋市長の「男女の関係はなかった」という発言を、オレは「3大SEX言い訳発言」と呼びたい。他の二つというのは参議院議員の今井絵理子が神戸市の男性歯科医と不倫密会した際の「一線は越えてません」、そして維新の会の元議員、椎木保がカラオケBOXで中学生と不同意性交した事件での「射精はしていません」である。この3つをオレは「三大SEX弁明」と呼びたいのである。3つに共通するのはどれも実に見苦しく、誰も信じない言い訳であるということである。
ラブホテルに男女で入って、そこで何もしなかったという場合があるとすれば、それは「カラオケを唄うために入った」とか「映画を観るために入った」という場合である。しかし、そこには快適なバスルームもあるし、広々としたベッドもある。きっとカラオケを唄った後で性行為に至るだろうし、映画を見終わってから合体するだろうとオレは思うのだ。カラオケだけが目的ならばカラオケBOXに入ればいいのだし、映画だけが目的なら映画館に入ればいい。それなのにあえてラブホテルを選ぶ理由は、ラブホテルでしかできないようなことをしたいからである。
話をするだけならカフェに行けばいいし、他の人に聞かれたくないなら市長室で話せばいいだけのことである。どう考えても小川市長の弁明には無理があるのだ。
そんな無駄な誰にも信じてもらえない弁明をしていったい何の得があるのか。それは「嘘は言い続けることに価値がある」からである。大阪で住民を騙し続けてる反社政党の代表である吉村洋文は選挙の度に「大阪では私学完全無償化を達成しました」という嘘を言い続けた。実際は「完全」どころか東京よりもはるかに厳しい所得制限が存在していたのである。吉村洋文はその嘘をずっと言い続け、その結果として多くの国民に「維新は教育に力を入れてくれる政党だ」という事実とはかけ離れたイメージを植え付けるのに成功したのである。教員採用試験の競争率が全国最低レベルで、教員の離職や休職が相次いで定員不足の状況が慢性化し、学校崩壊が普通に起きている大阪の現状を思えば、維新が教育を重視している政党のはずがないのである。吉村の語る「私学完全無償化」というのは選挙用のプロパガンダに過ぎず、しかも事実ではなかったのである。
嘘も言い続ければそのまままかり通る。小川市長も「男女の関係はなかった」と主張してそれを貫き通すことで市長を辞めなくてすむのである。ラブホに入ったらついつい性欲に負けてしまうオレのようなゲスな人間と違って、小川市長は強固な精神の持ち主であり、そんな立派な方を疑うのはいわゆる「ゲスの勘ぐり」であるということだ。たとえ小川市長の選んだ部屋が他よりも1500円も高い「露天風呂付き客室であった」という事実があっても、そこでまじめに打ち合わせしたのである。
「ラブホテル」を「男女の密会の場所」だとしか思わないゲスな連中よ、世の中にはそこをまじめな打ち合わせのため使う方もいるのである。ラブホから手を繋いで出てきたとしても、それは「SEXを終えた後」ではなく、二人で「大切な打ち合わせ」をした後なのかも知れないのである。それを「打ち合わせたのは互いの生殖器だろ?」などと考えるオレのような愚劣な人間には想像もつかない高尚な方々がこの世にはいるのである。
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