甘えた関係

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2002年01月05日(土)
ぼこりぼこり

ちょっと熱がでた。
昼くらいに、カナメくんから電話がきた。
お布団のなかにはいったまま、楽しくて笑った。
寝ころがってだけれど、憲法の勉強をしていたので、子供ッポイかなぁと思いつつ誉めてもらいたかったから、その成果を自慢した。
誉められた。
うれしかった。
22時くらいに、予告なしでヨースケさんが玄関前にきた。
『痛い?』
って聞かれたから、
「よくわかんない。」
ってお答えした。
ヨースケさんの手は、冷たくて気持ちよかった。
あたしのその曖昧なお答えを一定の方向へ加速させるためか、
『うちんちに来るかなと思って、きたんだけれど。』
聞き流す我侭を赦してください。

お布団のなかで、おとーさんの気持ちを考えていた。
こうやって、夜中とかに時々、男友達(傍目から見て。あたしはもっと深いって思っている。)がちょろちょろと寄ってくる。
自分が買って貸している部屋の中にいるときは、いつも、ドアを閉めていて、聞こえるは、あたしの発する、自室の外では出しもしない、電話でさえも楽しそうな声。
うちのなかのペアで、おかーさんと妹、おとーさんとあたし、ってなっている以上、おかーさんとあたしやおとーさんと妹は関係をギクシャクさせても安定のままだけれど、あたしとおとーさんや妹とおかーさんが関係をギクシャクさせたら家のなかは不安定になるから、ギリギリまでいつも合わせているのだろう。
おとーさんにあたしへのストレスがたまってしまうのもわかるような気がする。
あたしが刺激をしているのだから。
でもだからって、それらをすべてやめることはあたしには出来ないから、せめて、それを受け入れていくことしかあたしはできない。
まぁ、それがまた悪循環を生むんだろうけれども。

息を吸った。
思ったとうり、空気は冷たくて、部屋のなかに居たときの暖かさが一気に、スっと冷えていった。
溜息にならないように吐いた。
「やめとく。ありがとうね。」
お返事をした。
『熱あんの?解熱剤は飲むなよ。』
苦笑したカオでそう言われて、頭と肩に手置かれた。
それから、おどけたカオで首に手。
だから、
「わぁってる。」
わざと、あたしのノドボトケが動くように、ヨースケさんの手に伝わるように、発音をした。

市販の薬を規定量飲むと、体温が下がっていって、あたしはゆっくりと死ぬ。
そうなるにつれて、視界は、ティッシュペーパー越しに見るようになっていって、ついには、モノクロの世界になる。
そのあとはあたしはまだ知らない。
もちろん家の中には家族用の市販の薬は常備してある。
不必要に知り合いにまでも、
「あたしねー、市販の風邪薬とか解熱剤とか飲むと、死ぬんだよー。」
教えている。

「おやすみ。またね。」
お別れ。

そして、また、なんて刺激的な日常。
楽しむことしか知らないようになりたいものです。

□ごはん
朝:なし
昼:なし
夜:りんご(1/5)

■音楽・本・映画
・なし

□明日の予定
・なし

■メル
・とくになし

□会話
・いろいろしたけれど、よくおぼえてない

■睡眠時間
・0時間

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