*超長文です。お時間のある方はどうぞ。*
結局ネイルは塗れなくて。 今年初めて白のパンツを履いて。 ハルくんと初めて会った時に着てたキャミを着て。
私の家からだとお仕事終了よりも早く出て、 彼が帰る頃に最寄り駅に着かないといけない。 時間を潰すのに、洋服を見ていたら、欲しいパーカーを見つけられた(*^-^*) まだ買うか分からないけど、素材・色・お値段的には合格! あとはシルエットが問題だけど、これは試着してみなくちゃ。 それに他のとことも比べたいし。 まだ連絡こないな〜なんて思いながら。 くるくるくるくる…デパートの中を見て回った。 お夕飯のもの、どうするのかな。 近くのスーパーで買うのかな。 私が買っていくのかな。 そろそろ終わっても良い頃なのになって思って、 思い切って電車に乗って最寄り駅の方へ向かった。
遅くなっちゃうのは嫌だ。 今日は絶対に終電で帰らなきゃいけないし。 それだけ一緒にいる時間が短くなる。
「今○○線に乗ったよ」ってメールを打ってる最中、 お仕事終了メール受信。良かった。 ご飯は私希望の焼きそばと何か買ってきてくれるらしい。 でも、どこにいるんだろ? まだ職場? それを送ったのは電車を降りてから。 しょうがないからコンビニで時間潰して、そしたら割と入ってすぐ、 ハルくんから電話がかかってきた。 家の近くって言うから、ここを出たら 同じくらいの時間に着きそうな感じだった。 もし、私が早く着いても近くにいるならそんなに待たなくて済む。 気付いたら、電話しながら歩いていた。
帰ってるかなーまだかなーって思いながら行ったら、 もう部屋の明かりがついてるのが見えた。
「おぉー。久し振り!」
久し振り? だって、今月は月初めに会ったし。 けど、久し振りって言われればそうなのかも。 入ってすぐ、洋服がいつもと違うって言われた。 帰国子女みたい、だって(笑)。
「お土産って何?」
そう言うので、すぐお土産のタオルとナッツを渡した。 気に入ってもらえたみたいで良かった(^-^) その後、いつものようにご飯。 コンビニで全部買ってきたみたい。 ハルくんは先にシャワー浴びて、私はその間にチンしたり、テレビ見たり。 シャワーの後、思い出したように炊き込みご飯を炊くハルくん。 「30分待って!」 って言うから待つことに。 その間に、エマの誤解?と、旅行の話をした。 エマのことについては、何の様子も伺えなかったけど。 安心してるといいのにな(´・ω・`) その間におかずとかつまんで。 でも、いつまで待っても、いっこうに炊けないし、匂いもしてこない。 ハルくんがお釜を見たら、やっぱりスイッチを入れ忘れてた。
またまた待ちながら、アメリカの話。 ステイ先の夫婦のラブラブっぷりとか。 日本人は街中でキスとかに厳しいとか。 私もハルくんもしてもいいのにねって。悪いことじゃあないのに。 色々つまんでるうち、私はお腹がふくれてしまって。 「ごめん。お腹いっぱい」 せっかく炊いてくれたのに。炊き込みご飯好きなのに(´・ω・`) 「ちょっと食べようよ」 ハルくんがそう言ってきたので、私もちょっとなら食べられるから、 そうすることにした。 暫くして出来た美味しそうな炊き込みご飯。 私も思わず、お釜の方まで駆け寄ってって、匂いをかぐ。 それで、よそってるハルくんにくっついたり。 (どっちが本当の目的?) ほかほかのご飯があったかくて、美味しかった。 あんまり食べられなかったけど。
私が帰らなきゃいけないから、時間を気にしていた。 こんなこと、今までなかった。 その日のうちに帰ったのは、別れた日くらいだ。 後は全部お泊り。
それはともかく。
思ったよりも時間があったように感じた。 ご飯食べても、まったりする時間があった。 畳んだ布団を枕に二人でゴロリ。 ハルくんがすぐ、私を抱き締めてくる。強い力で。 今まで私が構ってほしかったのに、何で今日に限ってそっちからくるの? すぐ目の前に彼の唇が見えて。それと私のとが触れて。 何となく、予感がした。 えっちする気? 背中に回った手が、求めてるのが分かる。 口から胸の辺りに彼の口が移る。
言わなきゃ。 シロクロつけないと。 そのために来たんだから。
だけど、なかなかキスが終わらない。 しつこいくらい、長いキス。 それも、嬉しくて、ハルくんの洋服を掴んでしまう。
「好き?」
口が離れて。 わざと「何を」ってところをぼかしながら聞いた。
「好きだよ」
「何が?」
意地悪な質問。 違う返事が返ってきたら、怒る。
「りうが」
「どれくらい?」
「…ピラミッドくらい」
「嘘」
そこで二人して笑った。
「好きなら付き合わない? 私もハルくんのこと好きだし、付き合いたいよ。付き合ってないのにえっちしたくない」
そう言いながら、本当はしたいって気持ち、バレてるのかも。
「でも、付き合うのは考えちゃう」
何で。何で考えるの? 好きなのに、付き合えない理由って?
「…だって。ヤだもん、他の女の子とキスしたり、えっちされるのは嫌」
私の気持ち、ちゃんと伝わってる?
「してないよ。してない」
そうだろうけど…。
「してないって!」
黙ってたら、向こうがちょっと怒り口調になった。
「うん」
「布団敷こうか」
やっぱりえっちする気だ。 時間ないのに。
「ヤダ。眠いから寝ちゃうもん」
「俺が起こす」
「ヤダ」
「だって畳の上で身体痛いし。ね、そうしよう」
渋々身体を起こされて、布団を広げられる。 私が横にならずに座ってると、先に寝転んだハルくんから手が伸びてきて。 横にさせられた。 それと入れ替わりに、ハルくんが立って電気を消す。 「眩しいから」とか見え透いた嘘を言いながら。 PCの画面の明かりだけが残る。 すぐ、ハルくんが上に覆いかぶさるようにしてきた。 キャミをまくり上げて、お腹にキスしながら、ブラを外そうとしてる。 だけど、上手くホックが外れなくて苦心してた。 私も思わず笑ってしまったくらい。
この時は流されてるなって思ってるだけだった。
数分格闘して、ようやく外したら、すぐに乳首を攻められる。 舌と指とで両方とも。 気持ちよくなって、声が出て、それしか出来なくなる。 そのうち、パンツも下着も脱がされて。 濡れてるとこに触れられて。
「気持ち良いの? ここが?」
珍しく言葉攻め。 気持ち良くて答えてる余裕なんてない。 今日はそんなにクリは遊ばれなくて、早目に指を挿入れてきた。 時間がないから急いてるの? それとも自分が限界だから?
その間にキスもされた。
「俺もう限界」
言いながら、勃ったソレを出して、わたしのとこにあてる。 まさか生で挿入れるんじゃ…。
「ちょっと待ってて」
そういう時は、大抵、ゴムを付ける=挿入れる時。 すぐ、入り口にあてられて。 圧迫感と痛みがくる。 けっこう濡れてるから、わりとすんなり入るけど。 頑張って、身体の力を抜こうとしてみたけど、上手くいかない。 激しくはないけど、すぐ動くハルくん。 奥のほうを突いてくるから痛い。
「奥じゃなくて…真ん中くらい」
「ここ?」
だけど、なかなか気持ち良いところが見つからない。 今イチか、痛いかどっちか。
動いている時、ふっと事実が私の頭を過ぎた。
付き合ってないんだってこと。
「りう。上になる?」
「うん」
私は上が得意なわけじゃないけど、その方が気持ち良いとこは探しやすいだろう。 自分で動くのも上手くいかない。
「ゆっくりでいいから」
頭を撫ででくれる。 けど。 だんだん。 事実が重みを増してきた。
付き合ってない男とのセックス。 付き合ってないんだ。
そう思ったら、急に悲しくなって、辛くて、 乾きはじめていた繋がってるとこが痛み出した。
「もう無理…痛い…」
言いながら、私は自分から彼のモノを抜いていた。 本当に痛いだけで。気持ちよくなんてなくなってて。
「いいよ」
また頭を撫でてくれてる。
「ごめん…」
思わず謝っていた。 辛くて。 彼をイカせてあげられなかったこと以上に、 このセックスが辛いって気付いた。 もう、濡れない。出来ない。って思った。 泣きそう…。
そこでもう時間。 服を着て、部屋を出る支度。 今まで我慢してたけど、自分からハルくんを抱き締めた。 彼からも抱き締めてくる。
「付き合うの、嫌なの?」
「嫌じゃないけど…」
「じゃあ何が問題なの?」
「俺もこの今のままの生活がずっと続くわけじゃないし、環境が変わる時、 りうを悲しませたくない。辛い思いさせたら、付き合ってる意味がないよ」
「私は今でも十分辛いよ?」
「また考えよう。もう出ないとマズイよ」
私の気持ち、伝わってないの? 好きで、付き合いたいっていうのは普通でしょ?
駅までのみちのりを二人で行くのは久し振りだ。 ハルくんから手を繋いできてくれる。 他愛もない世間話。 駅に行ったらすぐ電車がきた。
「早く! これだよ!」
走って間に合わせようとしてくれるけど、私は最初から間に合う気がしていない。 切符だって買ってないし。
「早く帰ってほしいの?」
「次のにする?」
「うん」
大丈夫。まだ終電に間に合うから。
次が来るまで、世間話。 最後にhugを求めて、バイバイした。
「次までにちゃんと返事考えておいてね!」
釘を刺して、私は電車に乗った。
***
私の暗い気持ちは置いておいて。 行動面ではありえないくらいラブラブでしょ? (誰に同意を求めているのか、私) もうカップルも同然なのにね。友達なんて、その方がおかしい。
次、会うのはGW中です。 返事がはっきりしてないし。 私も、付き合わないならさようならってこと言ってないし。
口先で「好き」って言ってるだけなのかなあ。 本当は嘘なの?
色々、ハッキリさせなきゃ。
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