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恋する研究所*
りう
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2006年08月26日(土)
completely looser

いつかは、だけどすぐに来るだろうと予想していた試練に負けました。
そんなわけでそんなタイトルをつけてみました。

今思うと、その選択じゃなくて、別の選択も出来たと思う。

非難を承知で書きます。

待ち合わせ時間に遅れた私、ケータイを見ると気付かない間に飲み会の電話から着信。

前に遅刻した時にヒロカズさんに怒られたことを思い出す。
慌ててかけ直したら出たのはヒロカズさん。
びっくりした。
私からじゃ出ないだろうって思ってたから。
誰か別の人に出させるだろうって思ってたのに。
「どうも。お久し振りです〜、元気でした?」
他人行儀に敬語で話す彼。
何を考えてるんだろうって心を読もうとする私。
とりあえず遅れるから先にお店へ行って下さいと伝えて電話を切った。

案外、それとも外面なのか、普通の応対だったのに拍子抜け。

お店へ着いて、みんなと合流。
今回、私の他にヒロカズさんと3年付き合ってる今カノさん、仲良しの元カノさんも一緒。
何でヒロカズさんのいる飲み会へ行くかというと、それぞれ別の目的があるから。
私はお店が良さそうだったのと、↑の彼女さん達と久し振りに会いたくて。
今カノさんは今回の幹事。
元カノさんは私が心細くて誘いました(笑)。

個室で、いくつかのテーブルに分かれててわいわいやってました。
とりあえず、幹事である今カノさんへ挨拶と遅れたお詫び。
すぐ隣にヒロカズさんが座ってて、久し振りなんて言われて。
だけど、私なんて彼にまともに挨拶出来ないほど警戒心バリバリ。
「あっちのテーブル行って」ってヒロカズさんに言われて、一席あいたテーブルへ行ったら、親友のシノダさんも来ていた。
ますます凄いメンツだ…。

私は、席の奥のほうへやられてしまい、別テーブルへ移動出来ない…。
元カノさんや今カノさんと話したいのにo(>_<)o
暫くしたら何でかヒロカズさんが席を立ってすぐ隣のテーブルへ行って話しをして。
その後、こっちにシノダさんがいるからか、私のいるテーブルにもやってきた。
私は食べたり飲んだり相槌打ったりしてるけど、何となく落ち着かない。
そして「りうちゃん久し振り。可愛くなったね! 恋してるの?」
でたでたでた! 可愛いだって!
見え透いたお世辞攻撃にひきつりそうになる。
「恋してますよ」
って言ってやった。
ビックリした顔。でも、普通に驚いただけじゃないなって何となく分かる。
多分、そんな答えが返ってくるとは思ってなかったのかもしれない。
早く去って(>_<)って信号を送るのも空しく、隣の席の子が席を立ってしまい…私の隣にヒロカズさんが座ってしまった。
どうしよう。何話す気なの?
気が気じゃない。
で。
座った途端、私に対して個人攻撃で話してくる。
「久し振りだね。今までどうしてたの? 出張行ってたって聞いたけど…」
何なんだろう。
何でこの人、普通に話しかけてくるの?
いや、ちょっと話すならまだしも隣に来て話すって、何でこう…私を囲おうとするのか。
暫く他愛のない世間話をしていたら、「でも、本当に可愛くなったよね。恋してるから?」って。
あー何か嫌な予感・・・。
「してないですよ」
「でも、さっきしてるって。ずっと一人なの?」
「そうですね」
「俺もあれからずっと一人なんだよ」
有り得ない有り得ない! 何でそう平然と言うの?
口から出る全てが嘘。
だけど、ヒロカズさんは私が信じてると思ってるだろう。
社交辞令で「付き合ってる人いるでしょ?」って言ったけど、
もちろん「いないよ。相変わらずもてないですから」の一点張り。


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なんでいきなり?
あんなことしといてそういうこと言える?
「好き?嫌い?」
いや、あんなことしといて今更そういうこと言いますか?
しかも真後ろには今カノさんの姿…。
こんな状況でのうのうと言う神経が分かんない!
も〜ヤダ(T◇T)
好き嫌いどちらかと問われて、嫌いと言えない女の心理をこの人は知ってる。
「何で2択なんですか」
「じゃあ三択。好き?嫌い?普通?」
「普通です」(角の立たない真ん中で)
「じゃあどっちより? アリな普通? ナシのほう?」
結局2択に持ち込むのか!
そんな不毛なやりとりが続いてる中、今カノさんもいるしシノダさんもいるしで気が気でない私は。
「この話は置いておきましょうよ」
と言って、話題を切り替えようとした。
けど、すぐに引き戻されたから、
「今ここではやめて下さい」
って強く出た。そしたら「今ね。後では良いんだ」って解釈された。

その後も私のいるテーブルでずうっと話してるの!
まあ…シノダさんがいるから仕方ないんだけど。
でも、そのうちにそのテーブルにいるメンツが怖いことに、
今カノさん・私・ヒロカズさん
元カノさん・シノダさん・シノダさんのお友達
という恐ろしい配置になっておりました。
気が気でないっていうのはこういうことです。
あの時の私からはガマの油が取れた気がする…。
何だこれ〜。
何度顔がひきつりそうになったか。

それに、今カノさんとヒロカズさんが行った旅行、二人の口から聞いて改めて付き合ってるんだなって確信した。
それでも、
彼女いない
って言い続けるんだ。
いや、100歩譲ってそれはいいとしても、私に対して
より戻す? 俺もずっと一人だし。
はないでしょ。

帰り際、耳元で
「番号消しちゃったから、後でかけといて」
消した? 消したのにまたより戻そうなんて言ったんですか。
声も出ない。
「かけない。やだ」って言ったら
「あっそう。いいよ」って突き放してくる。

みんなで二次会、なんて雰囲気もなく、普通に駅へ。
ヒロカズさんはいつものように一人で先にさっさとどこかへ行って。
知らないって思う気持ちと
どういうつもりなのか知りたい気持ち
せめぎあった結果、一度だけ彼のケータイを鳴らした。
すぐにコールバック。
多分、彼には全ての流れが見えているのだと思う。
私がこうしてかけてくるのも。
みんなとこっそりはぐれて彼と合流するのも。
その晩を一緒にいるのも。

ヒロカズさんと二人きりで道の上で話す。
「りうはどうしたいの?」
「一緒にいたいの?」
ぐだぐだした。
多分、表には出さなかったけど、相当イラついてたと思う。
早くはっきりしろ! って。
ヒロカズさんは全ての決定権を私に委ねるから嫌い。
それはてい良く彼自身を守るから。
浮気がバレても「あいつが言い出したから」って言えば、自分から進んで、よりはマシだと思うんだろう。
それほど俺は悪くない、と言いたいのだろう。

私が彼の気持ちを問うと
「嫌いだったら、一回鳴らしただけなのに電話してないでしょ」
「好きだからこうしてる」
いつもどおりのお答え。
だから私みたいなバカは信用するんだろうな。
いや、今はもうしてないけど。
最初の頃のような嬉しいって感覚は全く無く。
比較しちゃだめだろうけど、セージと久し振りに会う時は凄く嬉しいドキドキがあったのに、ヒロカズさんには全くしない。
完全に冷め切ってる。
それに、彼女がいるって分かった今は、前とは状況が違う。
その彼女さんは私にとって大切なお友達。

あーあ。
手を繋いで、色々と触られて、そんな気持ちになった。
この人、やっぱり平気でこういうことするんだとも。
でもそれは私自身に対する責めでもある。
私の口からも次々と嘘が零れ出る。

あたかも付き合っているような、以前と変わらずに甘い言葉を囁くヒロカズさん。
何で、この人と一緒にいることが出来るんだろう。
冷めてるなら突き飛ばしたっていいのに。
彼の態度だって口だけ。
メモリ消したって時点で見切ってたはずなのに、私が飲み会に来るのを知って、
浮気の虫が騒いだんじゃないだろうか。
番号だって私がかけなきゃ知らない。
メアドだって教えてこない。
私ももう、あの頃ほど会う気も、連絡したい気もないし。
それにセックスに対する価値観の違う人は安心出来ない。
価値観の合ってたセージとだって、した後に疑ったことあるくらいだからね。


罠だと分かってて、好奇心が勝ってしまった。

でもね、何で浮気するんだろう?安定した仲の彼女がいるのに。
どうして他の女の身体を求めるの?
うーん。もしかして、彼女とはレスとか? 先輩の彼女さんみたいに感じられないとか?
それとも、彼女さんは結婚するまでそういうことしない人とか?
どうでもいいけどね。


これから先のことを見なくちゃ。
懺悔終わり。


エンピツ