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恋する研究所*
りう
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2006年09月11日(月)
試練?

いつまでも母親のような感情を持ってちゃいけないりう。


夜。たまたま見ていたニュース番組。

スキンケアをしていて裸眼だったから、殆ど映像は見えなくてキャスターの声だけ。
裸眼0.1以下なんです…(U_U)。

「今日、○○県△△市の・・・」

お。セージの地元だぁ。

「○山□□さんが亡くなっているのを・・・」

字幕で亡くなった○山□□さん(80)とか出てる。
○山ってセージと同じ苗字。
セージの地元では、それが鈴木さんとか佐藤さんと同じくらいありふれた苗字で、学年に何人も同じ苗字がいるくらいらしい。
私にとってはとっても珍しいんだけど。

ある時、メールを見せてくれて、そしたら送信者が同じ苗字だったから、
「家族からのメール?」って聞いちゃった。
そしたら、私も良く話しに聞く、仲のいい地元の友達だって。
近所中、同じ苗字らしい。。。
親族でもないのにそれくらいたくさん同じ苗字の人がいるようだし、セージのご家族じゃないと思うけど。

「夕方になっても○山さんが起きてこないのを不審に思った家族が・・・」

ニュースでセージの苗字を聞くのって不思議。

たまたま、セージからおばあちゃんの名前を聞いたことがあって。
でもそれとは違う名前だったと思う。

きっとセージの実家の近所なんだと思う。
もしかしたら彼も知ってるお家のことなのかも。
セージは地元の人と仲良しみたいだから、知り合い…かもしれない。


朝、起きても真っ先にそのことを考えてしまった。
亡くなったのはセージのお家の方じゃないよねって。

私が心配することじゃないんだろうけど。
今でも連絡を取ってたら、気軽に聞けたんだけどな。
それで違うって分かってほっとできたんだと思う。


こういうの、何で音信不通になってから起こるんだろうなあ。




セージは、それでも他の二人に比べれば、私のことを分かっててくれてた方の彼氏だったと思う。
今だから分かる。
それが安心感に繋がるってこと。

だけど、付き合ってた頃はそれが分からなかった。
分かるほど、セージが私の事を分かってくれてることも分からなかったし、
分かってくれてるとは思うけど、それでも十分な理解じゃない。



考えているうちに気付いた。
やっぱり、『心配』はあっても、そこに『好き』はないこと。
likeならありそうだけど、loveはない。
セージに対してはそれくらいの気持ち。
離れたことを知った時のほっとしたスッキリした気持ちがあったこと。
それは今も変わらない。
今、寂しいから、何かに縋ろうとしているだけ。

それが分かったら、落ち着いてきた。
心配していたことも、気付く前よりは心配しなくなった。

何かが自分の中で変わった気がした。

僅か、10分くらいの間の出来事。


エンピツ