| RENDEZ-VOUS...Reira |
思い出は・・・ - 2005年06月27日(月)
あたしの母は岐阜出身
父は神奈川出身
父の仕事の都合で
６歳の時に福岡に来て
そのまま永住している
父の実家はいろいろとフクザツで
話を聞いてもなんだかよくわからない
母の実家は兄夫婦が住んでいる
母の父（祖父）は母が３歳の時に亡くなり
小さい頃は苦労したそうだ
母には姉（叔母）がいて
けれど 姉は里子に出され
ほとんど音信不通だったらしい
今は名古屋に住んでいて
連絡も取れるけど
当時はやはり里子に出されるというのが多く
今では考えられないくらいの
苦労を重ねてきたんだろうなと思う
岐阜に住んでいる母の兄（叔父）は
印刷業を営んでいた
活版印刷（？）というのかな？
一文字づつ選んで並べて版を作り
インクをのせ印刷していく
福岡と岐阜なので
滅多に行き来できないけれど
その印刷機が動いている音と
インクの匂いが立ち込める家が
とても好きだった
いつも屈んで仕事をしているので
叔父は腰が曲がっていた
あたしの父はサラリーマンだったので
自営業をしている叔父を見ているのが
とても好きだった
岐阜に遊びに行く度に
名前の版をもらって持って帰っていた
でも いつのまにか無くしてしまって・・（苦笑）
叔父の子供（従姉弟）は二人
二つ年上の従姉と同い年の従兄
従姉は名古屋にお嫁にいっている
従兄は山口にいる
従姉に電話をしたら
久しぶりだったのでついつい長話に・・・
岐阜の家にはお風呂がない
いつも銭湯にいく
家にお風呂がないというのは
なんだか不思議に思っていたけど
昔からある長屋風の家なので
家同士が繋がっていて
お風呂がなくても不思議じゃないらしい
銭湯にいくのはとても楽しかった
みんなで桶の中に
石鹸やらシャンプーやら入れて
ワイワイ歩いて行く
お風呂から上がった後で飲む
普段じゃあっても絶対に飲まない（笑）だろう
フルーツ牛乳（今もあるのかな？）が美味しくて（笑）
叔父の仕事は時代の流れを受け
だんだんと厳しい状態になっていたらしい
そんな叔父は数年前に
脳梗塞で倒れ一命は取り留めたものの
少々言語障害が残っていた
それでも元気で叔母と仲良く暮らしてて・・・
その叔父が亡くなったと連絡が入った
今日１３時５分だったそう・・・
肺炎で入院したと聞いたのが
今月の初め・・・
幾度となく危険な状態を
脱してきていたのに・・・
本当ならば駆けつけなければならないんだけど
母が二日前にぎっくり腰をやってしまい
とてもじゃないけど
長い距離を連れてはいけない
「車の後ろに寝ていけばいける」
と言い張ってたけど無理・・・
身内の不幸だから行きたい気持ちはわかるけど
ここは絶対にあたしも譲れない
とりあえず弟に行ってもらうことにして
あたしと母は
お盆に岐阜に行くことにした
弔電を打ち
元気だった頃の叔父を思い
天国できっと父と会って
酒でも酌み交わしてほしいなと・・・
ご冥福をお祈り申し上げます・・・
ここまで読んでくれた あなた ありがとう♪
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