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2005年06月19日(日)
「阿修羅城の瞳」は80点

「阿修羅城の瞳」滝田洋二郎監督 市川染五郎 宮沢りえ
けれん<名詞>(1)演劇などで俗受けするように演じること。
       (2)ごまかしやはったり。
この映画はけれんみたっぷりの映画である。(ほめているのである)
脚本などあって無きが如し。(ほめています)
何回も何回も見ることが耐えれる作品ですある。
魂は細部に宿る。
男と女は、最も強い男と、鬼をも支配する芯の強い女を求めて、
騙し騙され、目で語り合い、真剣勝負をして、飽きることがない。
何度見てもいいかもしれない。
染五郎の歌舞伎俳優としての才能を確かに感じた。
ただ、
宮沢りえ、女盗賊の美しさ、庶民性、それと阿修羅になったときの
豹変。なかなかみせてはくれたが、
物足りなさも残った。
もう少し色気と殺意があったならなあ。
それなら「グリーディスティニー」以来の高得点になったものを。
(05.05.05記入)
(05.06.19一部つけたし)