シネマ日記
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2002年04月24日(水) 陽だまりのグラウンド

今作のキアヌは、けっこう引き締まっていたし、
「ザ・ウォッチャー」の中途半端な殺人鬼や
「ギフト」の暴力亭主役よりは全然イイです♪

でも〜特別格好イイ系の役ではなくて、
ギャンブル狂でけっこう悲惨な生活をしているコナー。
借金取りにも怯える日々なわけだけれど、
幼なじみに毎度の借金に行って、ようやくありついた仕事が
少年野球チームのコーチ。
ともかくも借金返済のため、一時的なものと割り切って、
気乗りしないコーチ業をいかにもやる気なさそうにつとめるコナーだったが・・。
この少年たちが、低所得者住宅で危険と隣り合わせなところで暮らし、
唯一の楽しみが野球をやっている時だった。
そんな彼らと知り合い、いろいろな事件も経験し、
なにより彼らに深く影響されていくのは、コナーだった。
どうしようもなく荒れた生活、目先の借金だけとりあえず返しても
結局はまた同じ生活に戻るのが目に見えてそうな彼を変えてくれたのは、
少年たちとのふれあいだった〜。
この野球少年たちが、それぞれ魅力的。
ほとんどが映画初出演の子達ばかりだとか、自然な存在で大人を圧倒する魅力ですねぇ。
特に、やがて悲運がまちかまえている一番小さな、Gベイビーの彼。
やっと自分のユニフォームを手にしたときの嬉しそうな様子といったら・・。
そして、あれはあがり性なんでしょうね、常にヘッドホンステレオで曲を聴きながら、
リズムをとって投球するマイルス役の彼。
見てて、思わずキアヌたちと一緒に、あのリズムを刻みそうになります(爆)

ただ、なんとなく全体を通して、いかにも・・って感じの強引なパターンでもあり。
トドメはGベイビーの事件だものね。
ただし、やっぱり涙腺にグッときちゃうんですよ、キアヌのスピーチシーンあたりね。


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