★かんりにんのたわごと★
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2004年04月04日(日) 愛のかたち

気がついたら10日以上日記を書いていなかった…。
と言うか、母の入院があって、書く気力がなかったのだ。
黙っていてもいづれは話さなきゃいけないことだし、隠すつもりはなかったんだけど、
先月の24日に入院しました。3ヶ月前の骨シンチで癌が骨にも転移していることが発覚。
普段から股関節が痛い痛いとは言っていたのだが、昔から腰痛持ちだったのでそのせいかと思っていた。
いいのか悪いのか、私はこの通り医療機関に勤めているので嫌でも余計な知識が
ついていてあれこれ真実が明らかになってくる…。
「もしかして転移している部分が痛いんじゃないか?」その予感は的中だった。
一番痛いと言っている股関節の部分に大きい範囲で転移があった。
主治医からも「最悪の事態も覚悟しておいて下さい。」と言われた。
私が中2の時に肝硬変が分かり、脾臓摘出の大きな手術を受け、乳癌手術、そして今回のこの事態。
「なんでうちのお母さんばっかりなの?」「神様はここまで来ても、まだお母さんを苦しめるのか…。」
「この世に神もクソもあるか!ふざけんじゃねーよ。」
そんなことばっかり頭に浮かんできて、この世を恨むことしかできなかった。
そんなのは私よりも母本人の方がツライに決まってる。分かってるんだけど悔しくて…。
落ち込むだけ落ち込み、泣くだけ泣いて、考え方を変えてみた。
今はやるだけやるしかない!運命なんて変えてやる!ぐらいの気持ちで。
支えていく私がそんな弱気でどうするんだと。まず自分に渇を入れた。
そんな折、昨日の夜9時頃に突然の来客。佐渡の叔母(母の実姉)が来てくれた。
そして今日、母のもとへお見舞いに。私もビックリだったけど、母が一番ビックリしてた。
しばらくの間、2人でいろんな話をしていた。母の目にも涙、叔母の目にも涙。
叔母の口ぶりを見ていて、さすがは姉だなぁと思った。私がサポートできない部分もちゃんとサポートしてて…。
叔母の思いは十分すぎるほど母に伝わったようで、「頑張らなくちゃね。」と言っていた。
兄弟(姉妹)愛、親子愛、愛にはいろんなかたちがあるけれど、どれもみんな
「相手を思いやる」ってところは共通している。
これも私に与えられた神からの試練なんだと思って、私も頑張って母に今まで以上に
尽くそうと思った。そして同時に親孝行できるのは今しかないんだと。
私も負けないよ…絶対に克服しようぜー、かーちゃん!!


ひんみ

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