2001年12月01日(土) |
テーマ:卒業後の自分(1100字程度で) |
2001/11/24の日記を追記しました。
読んで頂けたら、嬉しいです。
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最優秀賞を頂きました。
あなたには何が見えますか?
私から何を感じますか?
なんか、桜木は落ち着いてるよね。 みんなとは違うって感じ。
違うんだ。 アタシはみんなと同じだよ?
ただの、17歳の高校生なんだ。
本当は、不安なんだ。 1人っきりで戦うのは寂しいよ。
本当は、迷ってるんだ。 自分の選んだ道が正しいなんて解らないよ。
本当は、強がってるんだ。 早く、大人になりたいだけなんだ。
何が欲しいかなんて、 わかっちゃいないんだ。
でも、そんなトコ見せらんないよね? まして、クラスの代表。 何百人の前でしゃべるんだからさ。
不安で、迷って、強がってる自分を覆い隠して、 更に強い女を造りあげて、 いつかはホンモノになるんだ。 不安も、迷いも、強がりも 全て受け入れるんだ。
物理の時間に書き上げたあの原稿は。 カタチばかりを気にしていた。
自分の言葉だと信じ込んで、 体裁の良さだけを得たんだね。
2度と読み返そうともしなかった。 先生が読んでる間は先生の顔色しか見てなかったよ。 そんなの ニセモノだよね。
アタシは切羽詰まらないとダメなんだね(笑) 夜中の3時まで粘って もーいいやって思う直後が1番なんだ。 7時に急に目が覚めて、 思ったんだ。
アレはアタシの心じゃない。 書かなきゃ。 アタシの心は口より文字が饒舌なんだ。
熱いシャワーを浴びて、 寒い中、学校へ向かった。 遅刻魔のアタシが、 誰もいない階段を駆け上がったんだ。 息が切れて、白い息は大きくなる。 原稿用紙を広げて、 シャーペン握っても焦ってた。
時間がない時間がない時間がない あと1時間45分後には何百人の前でしゃべるんだ。
だけど、本当は解ってたんだ。 イイモノが書けるんだ。って。
アタシ、誰かの夢や人生に順位点けられるほど生きちゃいない。 誰だってそうなんだ。 何年生きたって、何十年生きてたって 何にも言えないさ。
あなたには何が見えますか? あなたに私の未来が描けるのですか?
だけど、嬉しかったんだ。 賞をもらうってことはそんなにイヤな事じゃないよ。 でも、上と下っていうのを感じるんだ。 それはあんまり嬉しくないな。 あの時は感じなかった。 アタシの本気を感じ取ってくれたかな。 きっとそうなんだ。 教壇の裏に隠されたガクガク震える足には 気づかなかったでしょう?
それでも、嬉しかったんだ。
私の言葉、あなたには伝わっていますか?
ココで答えてくれたら嬉しいな
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