アイデンティティー

2002年03月13日(水) 誇り






先生。


私、北高を卒業出来て良かったと思います。


3年の頃、先生を裏切りましたよね。


今でも、うちの和室で正座して俯く先生を想い出します。


あの時、私は先生を酷く傷つけたのだと思いました。


先生を裏切ってまで行った高校を1年の冬、


辞めたいと泣きじゃくりながら話しましたよね。


先生は私にとって影響を受けたとか、


そんな言葉じゃ足りないんです。


なんて言うか、私の基盤のような、全ての考えというか、


3年経った今でも先生にもらったものは何も変わりがないんです。


何一つ変わらず私の中に存在するんです。


先生に出逢って、北高で健太郎さんに出逢って、


J3Bのみんなと同じ時間を過ごして、


卒業した今。


夢を抱けていること。


何よりも誇りに思います。


今の自分に誇りを持って先生の前に存在します。


だから、先生。


欠席・遅刻ばかりで赤点もたくさんもらった3年間。


唯一、頑張ったことは


あのスピーチです。


何百人の前で足を震わせながらしゃべった


あの言葉が私の3年間で得たものです。


大学にも行かず、就職もしない自分を


大切に出来る理由です。


だから先生、


読んで下さい。


そしたら先生。


何も言わずに抱きしめてください。


卒業式の時のように。


優しく、抱きしめてください。





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桜木 舞 [MAIL]