秩序と混沌。
目次。過去。未来。


2003年11月01日(土) 多忙な休日。

まず、歯医者行き。削ったところにフタをした。
だのに何や知らんが水モノがしみる。
ヲイヲイ(涙)

次、愛車無償1ヶ月点検。しかしオイル交換は有料。
ちょうどよくお客様感謝ディ価格ではあったものの…ねぇ?(何)
しかも15%引きだっつーからグッズ大量購入してるし。(愚)

その次、散髪。
カラーリングにちょっとシクって500円引きになった。
黙っていたが補修中は頭皮がちりちり痛かった。
禿げないか心配である。



最後、ビョーイン。
受付締め切り間際だし〜すぐ順番くるべさ〜
なんてのほほん待ってたら2時間経過。
その間、目立つお客さん2名。

一方は可愛い娘さん。
しかし、待合室を一応出て廊下でケータイ使いはじめてビックリ。

「課長居ますかー?
 (しばし後)
 もしもしー○○ですけどもう氏ぬんでー
 葬式には来て下さいねー遺言ですー」

ふつーの音量で話しなさってるんで、内容がバリバリ聞こえる。
どうやら仕事クビになったり生きる意味が無くなったりODしたりと
外見に似合わぬ凄まじい病状。
言われてみれば足元ふらついてるし。呂律回ってないし。
付き添いのご家族に対して「来るなっつってんだろ」とか口調汚いし。
勢い付いて待合室で暴れるんじゃないかとか、
先生襲うんじゃないかとか、
仲間に対して失礼なこと考えてしまったりして
なかなかおっかなかったです。
ともかくクスリの管理はご家族がということになって(盗み聞き情報)
帰られました。

そーいやアタシも昔は口を開けば×にたいとか、
母さんに向かって酷い事言いまくったりとか。
ほのかに懐かしい気分になったりしましたけど、このお嬢さん、
行動のあちこちに救いを求める何かが見え隠れしてませんか。
結局構ってチャンじゃないですか?
アタシと同じように。

もう一方は学生服の少年。
初診のようで、受付嬢にいろいろ聞きまくってる。
アタシより先に終わったはずなのに、診察室出たらまだ居なすって。
こちらもいろいろ聞こえてきた。

どうやら診察費が足りないらしい。
「すいません」
「薬飲まなきゃ辛いから、次持っておいで」
「すいません」
とにかく何かと謝ってる。

「こんなにかかると思わなかったなぁ…
 これじゃあ親に言うしか無いや…」
「僕、親にここに来ること言ってないんですよ…」
「わかってくれない人って『気の持ちよう』って言うじゃないですか?
 うちの親、そう言いそうで…」

もう、可哀そうで。
うちは何故かそれなりに理解してくれてるから
ほぼ平気でその手の話題喋ってるけど、
この子みたいなうちもあるんだなぁって。

「バスの乗り継ぎが…」
途中まで送ってってやるよなんて言いたくなったりした。

本日最後の客がアタシ。
おかげで焦ることなくのんびり話が出来た。

「仕事、失敗しまくってるせいか外されて…」
「先週、祖父が亡くなって…
 あたし、孫らしいこと何も出来なかったなぁって…」
「薬、元に戻して下さい
 しんどい仕事無くなったんで大丈夫です」
「…正社員って大変ですよねぇ…
 まぁおかげで安定した暮らし送らせてもらってるんだし…」

「仕事って、大変だよねぇ」

それは私に向けられた慰めか、
休む間もなく他者を癒し続けねばならぬ自身から発せられた苦痛か。
なんて考えるアタシはイタイのか。

てゆーか今日は何だか泣きそうになったぞ。
アタシそんなに疲れてたかしら?



帰宅してみれば20時半過ぎ。
肉体的には確実に疲れた。


あるふぁ。 |電子手紙。呟。


回転目。