(仮)日記
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2008年05月11日(日) 隠し砦の三悪人






雪姫が民草の暮らしを目にして、死んでいく人々を見て、今更ながら民に主はいるのかとか、自分がいなければとかなんとか、とってつけたように悩んでたりしてたけど、そんな懊悩とかいろんなツッコミどころとかを置いといて、エンターテインメント性の強い、面白い作品に仕上げてあったと私は思いますよ。
でなくちゃ、笑い声なんて聞こえない。

超人、真壁六郎太(笑)

宮川大輔は評判通りいい味出してた。彼の役割はコレ笑いどころ。
生瀬と上川と高嶋兄、甲本には本当に気付かなかった。いろいろ見逃してるっていうか、素通りしちゃったんだねっていうか……私としたことが!
古田新太さんだけは出てきた瞬間に吹き出すくらいすぐに見つけたけど。上川なんて兜で顔が判別しづらいんだよマジで。

ピエール瀧の顔がでかいと友人と盛り上がった。

時代劇な台詞回しには慣れてなくて、舌の回りきっていない長澤かなあと。

金のダミーを作っておく必要はあったんだろうか。折角ダミーはあるのに、肝心の雪姫がダミーと行動を共にしていたんだけどどうなの?雪姫が捕えられて金だけが同盟国の早川に渡ったっていうのも本末転倒みたいな感じがするけど。
普通は陽動作戦とかで、贋物の金を本物と思い込ませている間に姫は別働隊と逃げ延びるとかさ、そういうものだと思うんだけど。

あれか、真壁が金を運ぶから姫もそっちか。真壁と姫は揃ってなきゃ鷹山刑部に信じさせられないってことですか。実際、真壁がいないから自決した姫は贋物だって看破したんだものねえ鷹山さん。

隠し砦は山名の砦なんだろうとは思ってるんだけど、秋月の残党が篭もったところも隠し砦だよね。
三悪人というのは誰と誰と誰のことを指しているんだろうか、これもあまりはっきりとしていないような気がした。
観た人が感じ取っておけばいいっていうタイトルですか。

強すぎる為に堅く、折れるときはばっきりといくって長倉さんに評された真壁六郎太は、実は結構柔軟性に富んでいたと思う。頭が良い分機転も利くし、心配するほど頑固でもなかったと思うんだけど。
真壁を例に挙げて、雪姫に諭したってことでいいのか。深読みのしすぎか?でも真壁の咄嗟の判断が重要だったと思う話。

火祭りのシーンは何か北野版座頭市を思い出した。

折角の着物姿なのに似合ってなかった打掛が勿体無い雪姫。もっと選べただろうに、何であれかなあ。非常に微妙。

武蔵を助ける為に自らの手を汚した雪姫は原作にはないんじゃないかと思った。スターウォーズのお姫様が守られるだけっぽく見えるせいかなあ。実際に観たことないから知らないけど。

出会ってそんなに経ってない筈なのに、新八の武蔵への懐きようと信頼感が異様に高い。結局は二人ともいい人だったってところに落ち着くんだろうけど。

鷹山にいいように国を利用されて、若様の結婚相手を雪姫と鷹山に決められちゃって、そんな山名の領主とその息子は一体どんな馬鹿親子なんだろうかと非常に気になったんですが。鷹山に脅されたくらいで殿様は意に介さないだろうし、じゃあ鷹山に国の政策丸投げですってのもあれだし。
謎過ぎる山名領主。



結論。
皆の膝小僧が気になった。






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