(仮)日記
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2009年09月21日(月) 火天の城






冒頭の職人さんの仕事が素晴らしかったですね。あの鉋で削った部分の薄く綺麗なこと!
と、取り合えずそこで喜びました。もともと宮大工好きです。職人さん好きです。職人技とその心意気が大好きです。

面白かったですね。
今月は四本目なんですが、前三作が微妙だったのに対して、火天の城は脚本がしっかりしている。これは、原作がしっかり作られているからかと思ってるんですけどどうなんでしょう。映画化が決まって読むのやめたので知らないんですけど。

西田の又右衛門ははまり役だと思って安心して観ましたね。
椎名の信長はどうなるんだろうとちょっと疑って観てたんですが、案外いいかもしれないです。西洋風の衣装を着ている時がいちばんかっこいいかな。この人、顔の形が綺麗な卵型なのでちょんまげは似合うとは思ってたんですよ。

予想よりも民のことを考えていた信長だったなと。

安土城築城現場は淡路島だとか。てっきり外国で撮影したんだと思ってました。
それにしてもあの安土城、周りに高いものが一切ないので、雷が鳴った時に、絶対これ城に落ちる天主に落ちるよと思ってたんですが。

キャストは豪華です。
ただ、石橋蓮司さんが前触れもなく登場すると笑うんで。この人のシリアスな役どころになじめない自分がいます(笑)

夏八木さんはかっこよかったですねー。あの眼帯がなんともいえません。

笹野さんが出てきたときには、おまえこそ秀吉だろ!と正直思いました。河本が猿って…(笑)

西岡徳馬さんには気づかなかったなあ。

石田卓也の市造が生きて戻ってきたのは微妙かなあ。それよりも、田鶴は死ななくてもよかったんじゃないかというのが私と友人の意見なのですが。

多くのエキストラと、一致団結した岡部一門がいい味出してます。
職人技が面白い。もうちょっと組み方とかピックアップして映してくれたら嬉しかったのに。

タイトルの火天の意味は、又右衛門が雛型に火をつけた時のあの場面からかと思ってたんですが、パンフレットの裏側に、仏教天部衆十二天のうちの火天だとありました。
そっちですか。
この辺の説明は一切ありませんでした。だからてっきり、吹き抜けなんか作ったらよく燃えて天に火が届く系の意味合いかと解釈していたんですけどね。



結論。
あの蛇石は諦めたのかな。






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