2010年02月21日(日) |
ゴールデンスランバー |
あの辺の時代の音楽が好きなんでしょうか原作者は。
鴨とあひるのコインロッカーも土台に音楽があったんですよ。ゴールデンスランバーはまんま、ビートルズの曲のタイトルらしいので。 ビートルズは何枚か持ってたけど、この曲は入ってなかったなあ。
香川さんが似合いすぎっていうかハマりすぎっていうか、あの役。この人、何演じても素晴らしいですけどね!どっちかというとコメディタッチの方が好きなんですよね。まあ私の好みはどうでもいいかこのへん。
キャストが豪華ですね。主演の堺はおいといて、周りを囲んでる俳優陣が。 個人的に、花火轟煙火の親分役のベンガルがいい。 それと、出演していることを知らなかったので、画面に現れて喜んだのは波岡さん。ちらほらと色んな作品に出演しているみたいなので、見つけると嬉しくなるのは田中要次と一緒だな私の中で。
柄本さんはもう、いるだけで存在感が凄いので。
ああでも、あの四人で大学生役はもうつらいと思いますよ?(笑)仕方のないことだけど。竹内は可愛らしくてまだよかったんですけど、堺はなあ…吉岡はなんか何浪かしてて、しかも六年目ですとか言われたら納得する感じ。ひとりもちょっと厳しいかなー今いくつだっけこの人たち。
展開は、逃げる青柳と同じように疾走感を持って進み、時々笑いが入る。 案外笑える場面が多かったですね。竹内がマンホールのふたを抱えて、それを見た轟煙火の息子がぎょっとしているシーンでは、つい吹き出しちゃいました。シリアスな場面が多いけど、コミカルな感じでもある。テンポの良さのおかげかな。
ただ、青柳の職場の先輩を人質にとって逃げる青柳のあのシーンの意味がよくわからない。青柳をトラックに乗せたまま逃げちゃダメだったのか。わざわざ人質をとるなんて罪を増やさなくても、公衆の面前に出なくてもよかったんじゃないかと思わないでもないんだけど、あそこの意図はなんだったのか。
柄本さんが、下水管と雨水管の話をし始めたときには、ああ後から使うんだなとすぐにわかりますね。伏線とかそういうものではなかった。
ショットガンの構え方が気になる。
あの笑顔が怖い。
青柳を選んだ理由のひとつは、裏にいる政治家がアイドル凛香のファンだったんじゃないかと予想。妬みだと思うんだけど(笑)
キルオは一体どこからネタを仕入れてきてるんだろうと謎でした。青柳の味方をしてくれていたし、敵の敵は味方ってことですか。 それにしても、伊坂作品に濱田岳はよく出るなーと思ったら、監督さんが濱田を使いたがる人だったのね。
青柳パパの言ったことは、マスコミの対応を見ていると時々思うことだったので、代弁してくれてありがとうって思いました。 作者自身も感じてるのかなー
堺の、撃たれた時のリアクションが普通で良かったです。超人じゃないもんね、一般人だもの。 撃った時の反動もあると思うんだけどなー
終わりに向かって突き進むスピード感はとても楽しめたんですが、それで終わるのかって思うと消化不良の気分が否めません。面白いんですけどね、出来ればすっきりしたかったな。
結論。 花火が素敵でした。
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