30代に向かうにつれ体力の衰えを感じてくる。 それって俺だけではないよね?ね?!
駅の階段を登るだけで脈拍がどっと上がる。 20代後半ではもちろん自分はまだ若いのだ という気持ちがあるから、 到底この衰えを受け入れることはできない。 新たにジョギングや水泳などの運動を始める人は 20代後半から30代前半に多いそうだ。 ガキの頃は体育の時間が週2、3回あったよね。 その頃はそんなの屁ぐらいにも思わなかったのだけれど、 この年になると、週2、3回の運動の重要性が 身にしみてわかるよなあ。
25歳を過ぎた頃だったか、俺も体力の衰えを感じ始めた。 気がついた頃には、階段を登ってもすぐに息が上がるし、 セックスしてても体を支える腕がプルプルしてくるしで、 ホトホト情けない状態になっていた。 こんな状態ではセックス中にチンポが萎えてしまうのも ムリは無いのだ。
暇を見つけてプールで泳ぎたいと思ったりもしたけれど、 近くに手頃なプールもないし、 わざわざジムに入会して結局3日坊主になっても嫌だしと思い なかなか重い腰をあげられないでいた。 そもそも忙しくて運動する暇もなかったし。
しかし忙しい暇がないと言っていてはいつになっても 運動なんぞ始められないし、体力は衰える一方である。 時間はつくるものである! トレーニングの時間を意識的に生活に組み入れなければいけないのだ! 体力がなければ仕事にも影響が出るし。
ちょうど東京に引っ越してきて近くにプールがあったので 週2、3回のペースで通うことに決めた。 水泳は初めてだし、どうしたものかと思ったが、 気楽に自己流で始めることにした。
少し泳いでみたら、25メートル泳ぐのもすんげぇ苦しい。 有酸素運動をすることを目標にしていたので、 とにかく、ゆっくりでいいから長く泳げるようになりたいと思った。 しかもクロールでかっこ良く!である。 うーん、そのためにはどうするか...
まず最初に思ったのは、 例えばジョギングならゆっくり走りさえすれば 体力が続く限りいくらでも走れる気がするのに、 水泳でなぜそれが出来ないのだろう、ってこと。 ジョギングでいつまでも走れるのと同じ意味で いつまでも泳げるようになりたいと思った。
そのためには、 まず浮くことができること、 そして息継ぎが自在にできること、 この2点が大切だろうと見当をつけ 始めの1週間くらいはほぼ毎日通ってこの2点だけを練習した。 両手両足を伸ばして重心を胸の方にもってくると 自然と体は水に浮く。 さらにバランスをうまくとって 自由に息継ぎができるようになれば、 あとは水をかきさえすればとりあえず前には進むので 体力の続く限り泳げるだろうという寸法である。
初めのころはプールに行っても、 ただプカプカ浮いて息継ぎ、プカプカ浮いて息継ぎ、の繰り返し。 端から見たらなんとも間抜けであるが、我慢なのであった。
これをマスターすると、水泳を始めてから2週間ほどで クロールもどきで1キロ以上泳げるようになった。 フォームは改良の余地ありだろうが、 とにかくこれで有酸素運動はできるのだ。 今では、充実したセックスを目指して 週2、3回ペースで泳いでおります。
|