東北で被災した人の姿を見ながら「勇気をもらいました」と、TVのアナウンサーやコメンテータは語る。しかし、彼ら以上に恵まれ幸せなはずの私たちが、なぜ彼らから勇気を貰わねばならないのか…。それは、私たちの精神が病んでいるからだ。「疲れ果ている自分」「何にも感動できない無表情の自分」「豊かさの代償に、明日を精一杯生きようとする力を失った自分」。この現実を被災した人たちは教えてくれる。