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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
工作機械メーカーのOBの人と話す機会があった。彼によると今から20年ほど前、シンガポールに機械を売ったとき、現地で購入した会社は「この機械があるとアメリカから注文が来るんだ」と喜んだという。それを聞いて工作機械が生み出す価値に気が付いた。機械ひとつで、「そんな素晴らしい加工ができる会社なのか」と購入した会社の信用格付けがグンッ!と上がる。そして、米国と取引をすれば外貨が手に入り、それを再投資して産業が盛んになる。雇用が生まれ、貧しかった国のGDPが上がり、経済的に豊かになる。工作機械にはそのように国を富ます力があるのだ。それは、わが国が明治時代に脱亜入欧を目指したり、戦後の貧しさの中から「追いつけ追い越せ」で駆けてきたりしたのと同じ。日本人が産業の振興とともに世界に誇りを持てるようになったように、工作機械は買っていただいた国の国民のプライド(誇り)を作る。単なるものづくりのマシンではないのだ。
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