ラガーの味が復帰してからのキリンの復活ぶりは『高知支店の奇跡』としてよく知られるところだが、ラガーと言うブランドはキリンのものではなくお客様のものだった、ということ。なぜお客様のものかと言えば、長年お客様と一緒に創ってきたから。ブランドには機能的価値と共感的な価値がある。ラガーにはその愛され方ゆえに、実に多くの物語が存在したはず。その共感的な価値を棄損したのが、転落の最大の原因だったのだろう。