こんにちは、カン・チュンド です。
もう5年以上前の話ですが、 生まれて初めて「証券会社」に行った時のことは、 今でも鮮明に覚えています。
その日はかなりたくさんの人がいて、 店舗は活気に溢れていました。
わたしの第一印象は、 < なんか 病院 みたいやな・・ >
たまに風邪をひいて病院に行くと、 ご高齢の方がたくさんいらっしゃいます。
それと同じような雰囲気を感じました。
「口座開設の手続き」で わりと長い時間居たのですが、
お客さんと担当の外務員の方の、 和気あいあいとした会話が あちらこちらから聞こえてきました。
「○○さん、 これから○○○(会社の名前)がおもしろいですよ・・」
「あんたには、 ○○○(会社の名前)で儲けさせてもらったからな・・」
「それにしても、 ○○○(会社の名前)はえらい下がってるな・・」
などなど。
なんだか「特定の人」だけが集う、 「特定の世界の出来事」みたいだなあと思いました。
それからすぐ、 別の証券会社に行く機会がありました。
わたしはかねてから買いたかった ヨーロッパ・ファンドの「目論見書」を見せて欲しい、 と言いました。
販売員の方は、 その目論見書と合わせて(まったく別の)
日本株式ファンドのパンフレットを持ってきて、 「・・・・・・・・・・・・」という セールストークを始めました(笑)
(わたしは、それは要りませんよ、 と苦笑いしていましたが・・)
辛口でいきましょう!
証券会社に出向く消費者の方には、 「この人たちに任せておけばいい」という 他力本願 が染み付いています。
証券会社の方には、 「この人たち(消費者)は何もわかっていないんだ」 という 自惚れ があります。
証券業界 とは、 他力本願 と 自惚れ がミックスされた、 「壮大な演劇場」なのではないでしょうか。
「あんたには、 ○○○(会社の名前)で儲けさせてもらったからな・・」 というような方を、わたしは 投資家 とは呼びません。
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