コラム 金財茶房 〜 投資のゴマはこう開け!〜


2004年01月20日(火) 投資する国は?


こんにちは、カン・チュンド です。

11日、18日の2日間にわたって
【知的人生設計入門】にご参加いただいた皆さん、
お疲れさまでした。

交流会 の中でもお話したのですが、
「成長が見込める国の条件」について
考えてみたいと思います。

皆さんは 経済 が発展する条件として

ヒト・モノ・カネ のうち、
どれがいちばん大切だと思いますか?

(ファイナンシャルプランナーの質問だから・・)

「当然 カネ だろ?」

いえいえ、(当然)ヒト です。


日経新聞の最終面に
「私の履歴書」というコーナーがあるのですが
(わたしの朝の定番愛読)

今は経済学者の
J・K・ガルブレイスという方が書かれています。

16日(金)は
日本について次のように記していました。

イノベーションへの強い関心、優れた経営管理、
よく訓練された労働力などが
高度成長に大きな役割を果たしたのだと思う。

(ガルブレイス氏は、戦後間もない時期に
 日本に滞在した経験を持ちます)


考えてみれば、戦争が終わった直後の日本には
モノも、カネも ありませんでした。

お腹をすかせたヒトがいるのみだったのです。

それでも
(わたしが好きな ベクトル理論 で云えば)

優秀なヒトがいれば
→ モノもおカネも呼び寄せることができます。

モノ・カネがあっても
→ それを使うヒトがだらしなければ

(モノ・カネ)はなくなってしまう。


◆ そうです、ヒト という資産が
  いちばん「期待収益」が高いのですね。


では、優秀な人材がいるという仮定で、
どのような国が(成長が)見込めるのでしょうか?

まず「四季」があったほうがいいですね。
(三季 でも構いません)

「季節 と 経済成長 になんの関係があるの?」
と思われるかもしれませんが、

キーワードは【変化】なのです。 


温度 が変わる・・、
季節 が変われば景色が変わる、

芽吹く植物 が変わる、
空の色 も変わる。

着る服も変わりますね。

「今日はなにを着ていこうかしら・・」

と迷う気持ちが
脳を活性化させるのではないでしょうか?


暑さにも、寒さにも
(忘れず)適応できるということは、
それだけ柔軟性の幅が広がる、ということです。

創意工夫の源は
「季節の変化」にあるのだとわたしは思います。


それから「言葉」です。

できれば共通の言語が
あった方がいいでしょう。

コミュニケーションのコストは
低いほうがよいのです。

それから、言論の自由がある、
信教の自由がある ということも重要です。

(自由度の度合いはさまざまでしょうが・・)


(もうひとつ・・)

こと東アジアでいえば
「箸を使っていること」が重要と考えます。

(何を根拠に? と言われると困るのですが・・)

器用さ、創意工夫 に
結びつく大切な要素ではないでしょうか。



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