こんにちは、カン・チュンド です。
先日は28歳の坂本さん(独身)を例に挙げて、 5年以上置いておける100万円のうち、
どれくらいの割合で 「リスク性の資産(株式、外国債券等)」を保有するのか・・? というお話をしました。
5万円のみなのか、 (それとも)90万円なのか によって
坂本さんが引き受けるリスクの大きさは 大きく異なります。
「どれくらいのリスクなら許せるのか (引き受けてもいいのか)」を その人の【リスク許容度】と云います。
もし、坂本さんの【リスク許容度】がとても小さいのなら、 5万円のみを「リスク性資産」に投資し、 あとは「元本確保型資産」で保有しておけばよいのです。
(これも立派な投資ですね・・)
大切なことはあなたの 【リスク許容度】を測ることであり、
むやみやたらにリターンを狙うのは 「無謀」と言わざるを得ません。
(わたしの経験上) ただ大きなリターンを求めている方は、
決まって「よいこと」しか 頭の中にインプットしていません。
(ホントです)
例えば、マーケットがくしゃみをしたり、 熱を出したりすると、 たちまち「パニック」に陥ったりします。
※ 夜眠れなくなったり、 胃が痛くなったり、仕事が手に付かなくなったり という症状を併発する恐れあり・・。
(先ほどお話した) 「どれくらいのリスクなら許せるのか」がわかってくると、
元本確保型 と リスク性資産の割合 を 決定することが可能になります。
< これがすべての始まり です >
そして、5年後、10年後の「世界地図」から、
・資産(アセット・クラス)の 配分 ・国・地域別の 配分
を決定していくのです。
ここまでくれば、 あなたにとっての最適な資産配分 (アセット・アロケーション)が見えてくるでしょう。
< だいじな基本 >
今現在の「世界地図」を見て 投資 をしてはいけません。
なぜなら 投資 とは、 未来の出来事 から【果実】をもらう作業だからです。
未来の出来事 を扱っているのですが、 投資という作業 は今、始めなければならない・・。
(これが投資の難しさであり、面白みでもあるのです・・)
さて、「未来の出来事」を占う上で大切なことは、 「地図は 繰り返し繰り返し 入れ替わってきた」 ということです。
これまでの 成長履歴 を元に、 投資をするのではなく、
これから先の「潜在成長力」を測って、 投資を行うことが 投資の王道 になりますね。
◆ わたしは今後の世界が、
アメリカ 欧州 東アジア の 「3極構造」になると考えます。
東アジア を具体的に言いますと、
中国、日本、朝鮮、台湾、ロシアの一部の 地域、華僑経済圏を含めた 東南アジア諸国、オーストラリア ニュージーランド の各地域 です。
そして、アメリカ 欧州 東アジアの3極のうち、 どこを「メイン」に置くかは、 あなたの 世界観、未来観 によって異なってくるでしょう。
考えてみますと、 古代文明(メソポタミア文明)の頃から、 経済の先進地域は 中東、ギリシャ、 ローマ、イギリス、アメリカ と 西へ西へと移動してきました・・。
そして今、太平洋を跨いで 東 east に回帰しようとしているのです。
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