2004年03月31日(水) |
海外で育てる資産は、海外に住まわすのが 基本 です |
こんにちは、カン・チュンド です。
(突然ですが)おカネは ヒト よりも モノ よりもすばやく動きます。
(反面、いちばん臆病でもありますが・・)
皆さんの大切な資産を守るために その預け先を(窓口を)複数持っておくことは いちばんシンプルな「リスクヘッジ」となります。
弊所の香港BOOM証券 サポートサービスにおいては
「海外送金や、海外からの受金が心配だ」 という声をお聞きします。
ご心配はごもっともですが、
かつては日本国内でも 電信送金するなんて考えられないことでした。
おカネとは、すばやく 動かなければならない(世界中にとっての) 「インフラ」ですから、
(国際的な)送金・受金のシステム は、 今後よりシンプルに リーゾナブルになっていくでしょう。
(プラス)海外からおカネを送金してもらうのは 半年 や 1年後 の話ではありませんよね。
(物事が進歩する「時間」を味方につけましょう!)
さて、皆さんは自分のおカネを 円という通貨のみ で保有しておくより、
複数の通貨 に分散させた方が より「安心である」と思いますか?
(はい、思います 笑)
「じゃあ 姜(かん)さん、ドルですか、ユーロですか?」
という質問を(このお話をすると決まって) お受けするのですが、
そもそもわたしは「外貨投資」という 言葉がおかしいと思います。
(例 スペインの人が果たして 「日本円投資」と云うでしょうか・・?)
(外貨もひとつの通貨ですが)
通貨 を保有するだけでは 投資 とは言えません。 (ここ、重要!)
(確かに)私たちは 複数の通貨 を 保有できる環境にいますが それはあくまで「結果論」なのです。
例)アメリカ株式 を保有する → (結果として)ドル という通貨を持つ。
わたしはよく ドル建て預金 と ドル建てMMF のお話をします。
・ドルをドルのまま預けておくのが「ドル建て預金」 ・ドルで債券を買って運用してもらうのが「ドル建てMMF」
上記ふたつは性格が まったく異なる金融商品です。
(当然わたしは「ドル建てMMF」の方をお勧めします・・)
一般的には ドル建て預金 に (何かしら)ソフトなイメージがあり、
ドル建てMMF には ハードなイメージが付いてまわりますね。
(おそらく「預金」という言葉のせいでしょう。 皆さん、騙されないように・・)
大切なことは
違った場所で、違った種(タネ)を植え、 違った植物 を育てることです。
(これを世の中では 国際分散投資 と云います・・)
複数の 種(タネ)を持っているだけでは、 資産を形成することには繋がりません。
少し芽が出てきたからといって、 根からもぎ取ってしまってはどうでしょう?
↑ 注) 2年前に比べて 円安 になったので、 ドルを円に戻して 儲かった、はっ、はっ、と笑っている人たちのことです。
ドル という 種(タネ)は 土の中にしっかり根付かないと よい植物 を育てません。
(逆の言い方をすれば)
大きな実を湛えた 植物 が育てば、 種(タネ)がどんな種類であったか? ということは、あまり意味を成さなくなるのです。
あなたのおカネは、その国 に根付いて、 その国の 空気 を吸って 大きくなっていきます。
あなたが想像もつかないような 姿 になって その国 で闊歩しているのです。
そして、見違えるほど立派になって あなたの元に戻ってくるはずです・・。
それが 国際投資 なのです。
弊所HP 世界の海で魚を釣るということ
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