コラム 金財茶房 〜 投資のゴマはこう開け!〜


2005年12月06日(火) こんにちは、ハリー です。


こんにちは、カン・チュンド です(笑)

ビル・ゲイツという人が、パソコンの世界 を変えたように、

ハリー・マコーウィッツという人は
資産運用の考え方 を一変させました。


彼はもともと研究の対象として「投資」を選んだ人で、
自身は 投資 にはあまり関心がなかったようです。

(そんな人だからこそ「投資を科学」できたのでしょう・・)


さて、マコーウィッツの第一の功績は、
リスクを計量し「数値化」したことにあります。


(例えば)
ある一定期間に、株式A がどれくらい儲かったか・損したかは、
「結果リターン」として 数値化 できますよね。

しかし、株式A が「どれくらいリスキーなのか」を
どう測ればよいのか?


(この難問に)
マコーウィッツは「標準偏差」という考え方を用いて答えました。


つまり、株式Aのリターンの不確かさ・・、
リターンがぶれる「大きさ」そのもの を

リスクの大きさ として規定したのです。

つまり、昨年3%のリターンであった 株式A が、
今年28%のリターンを残したとしても、

「リスク 大」として 認識 する ということ。


・リスクとは、リターンの【ぶれ幅】のことなのです・・。


リスクとリターンが「計量化」できれば、
リターンの効率性 を測ることができます。


例えば、

      リターン    リスク
株式A    10      20
株式B    10      30

だとしたら、どちらを選びますか?


(当然 A・・)

同じリターンなら、
リスクが小さい方がいいですよね。

(同じリスクなら、リターンが大きい方を選ぶ・・)


ただ単に リターンが大きい資産を選ぶのではなくて、

◆ リターンの効率性 に着目する。

(これはとても斬新な視点でした・・)


(また)マコーウィッツの第二の功績は、

(先日お話したように、)

相性がよい(値動きが異なる)資産 を組み合わせることで、
【引き受けるリスクの大きさ】が

「リスクの加重平均」より小さくなることを
理論的に証明したこと です。

  
したがって、分散投資することに「意味」があるのですね。


そして、肝心の「資産配分」の仕方なのですが、

(さあ、頭の中を真っ白にしてくださいよ、)

ポイントは(実は)単位 です・・。


たとえるなら、
「大きな地図」を目の前にして、

30センチの 物差し を持つのか、
  1キロの 物差し を持つのかの「違い」なのです。

??


「資産配分」を(文字通り)個別銘柄のレベル で考えていくと、
選択肢 がたくさんありすぎて かえって大変です。


ですから
◆ 晋陽FP事務所では 「いちば」投資 を提唱しています。


「いちば」投資?


はい、

ひとつの国(例 アメリカ)、あるいは地域(例 ヨーロッパ)を
ひとつの「いちば」と見立てて、

「いちば」自体に投資をする という考え方です。


◆ つまり 銘柄選択 ではなく 「いちば」選択 なのですね。

注)株式でも 債券でも 不動産でも ↑ 考え方は同じです・・。



「いちば」投資 で 世界 を旅しよう...★


これが晋陽FP事務所の投資ポリシーなのです・・。



確定拠出年金とは? 【資産運用】そのもの です。

  【ようこそ! 確定拠出年金クラブです】 
 〜トウシとの初恋を成就させるための7ヶ条〜
     
         12/11日 大阪




          明治屋さんは MEIJI ではないのですね(笑)



 < 過去  INDEX  未来 >

作者 カン・チュンド に熱いメッセージを。 [MAIL]

晋陽FP事務所 [ホームページ]

My追加
-->



Copyright (C) 2000-2004 SINYO FP OFFICE. All Rights Reserved.
HOME BACK