ヒーリングルーム☆ひすい☆ひとりごと by ひーら
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2007年11月22日(木) NHK教育テレビ

一期一会という番組、おもしろいです。
たぶんこの番組がなければ関わることはないであろうふたりに
出逢いを作ってくれる番組。
お互いに相手のことを批判することなく、興味を持って知ろうと
していくのがいい感じです。

この前に見たときは、海外にバレエの勉強で行っていて
日本の高校に戻ってきたときになかなかなじめないのを
自分から近づいていって仲間になった高校生(男性)と
自分を出せないことで悩んでいる大学生(女性)。
高校生の話すことがすごく大人でびっくりしました。
周りの人に感謝する気持ちと、相手を思いやるやさしさ。
生き方がとても素敵でした。
最後、卒業後また海外にひとりで行くので、落ち込んだときに元気を
もらえるように、大切なお友達からもらった詩(これも素晴らしいもので
詩を送った高校生にも感動しました)の朗読をテープに録音したいと
彼女にお願いします。
とても素敵な朗読ができる彼女だったのです。
朗読も心がこもっていて、すごくよかったですし
自分の持っている魅力に気づくように高校生が取り計らってくれた
感じで、その高校生の彼も素敵でした。
大学生が「自分のことを変えよう、変えようと思っていたけれど
今の自分を認めることなんだ」というような言葉を最後に口にしていて
よかったなあと思いました。

その前にも番組タイトルは分かりませんが、高校の演劇部で行われている
自分を知るための自画像という一人芝居もよかったです。
自分の中にあるものを深く深く見つめていく作業。
お母さんと姉妹の3人家族で育った長女である彼女は
妹にお母さんを独り占めされているような寂しさとか怒り、孤独感が
あったのですが、お母さんに向かって言うように怒りや寂しさを
ぶつけていたら(表現していたら)、終わったときの感想で
「すごく不思議な感じ。最初は怒りだったのに、だんだんしてあげたいって
いう気持ちになってしまった」と話していました。
すごいですね。
先生も「ずーっとしまっていたのを出したんだね。怒りの中には
違う気持ちがあったんだね。ここから先、逃げ出したくなったり
大変だと思うけど、じっくり見ていってみてね。ひとりでやるのが
つらくなったら、いつでも先生のところに来てね」と。
カウンセリングみたいです。
演劇をするには、土台となる自分を知る必要があるということで
この自画像という課題をしているようなのですが、高校生という若いときに
こういう作業をさせてもらえるっていうことは幸せだなあと思いました。
高校生だからこその純粋さというか素直に課題にぶつかっていくパワーで
いっぱい自分を見て、知って、しまっていたものを解放して
それに真正面から向き合う先生も素敵でした。

今まで3チャンネルなんてほとんどつけたことがありませんでしたが
こんな番組を放送してくれる教育テレビ、いいですね。


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