2004年12月21日(火) |
明和電機ナンセンス=マシーンズ展+「カンフー・ハッスル」 |
◆明和電機 ナンセンス=マシーンズ展 NTTインターコミュニケーション・センターICC
いやなことだらけの今の世をはかなんだり絶望感にさいなまれる事があったとしても、 明和電機がいる限り、この世はまだまだ捨てたもんじゃないと思うぞ〜。
テレビなどのマスコミ媒体で彼らのパフォーマンスを見たり読んだり、商品化されたモノなどを目にすることはあっても、ナマの作品を目にするのは初めての私。 かなり大規模な今回の展覧会、彼らの活動の大部分と思われるモノを見て、脳髄までシビレてしまった。
中でもノッカールームの自動演奏には心の底から真面目に感動してしまった。 アップライトピアノの鍵盤部分を全て取り外し、本体の構造部分と弦部分のみを露出。ボディの表裏横・弦部分に多数のハンマーを取り付け、自動でハンマーをうち下ろし、強弱・高低・速遅など複数のリズムを刻む。それは原始音楽でありコンテンポラリーであり聴く者をうならせる完成された音楽であったのだ。音に合わせてライトが人の動きをするメカニズムを理解・感動できる理系人間でないのが哀れな私。
アニエスb.が様々な若い芸術家を支援しているのは周知の事であるが、明和電機のファンであるということを聞いたのは6〜7年前位か?いつの間にかアニエス製のおされな制服が出来ていた。
【展示】エーデルワイスシリーズ、ツクバシリーズ、魚器シリーズ、 メカトロニカ上映、ノッカールーム(ELT)、アクアライト、他 【自動演奏】30分ごと3パターン エーデルワイスシリーズ、ツクバシリーズ、ノッカールーム(ELT)
◆ カンフー・ハッスル Kun Fu Hustle
[香港/2004年/99分] 監督・脚本・出演:チャウ・シンチー
馬鹿馬鹿しい事を大真面目に描く「ありえねぇ〜(チラシより)」ものに感激した一日。 明和電機展に引き続き、この映画の根っこもある意味同じもののような気がする。 とにかく「少林サッカー」で、ひっくり返って大笑いしてしまった私。 映像がよりセンスアップされ、今回も楽しませてもらった。 前半の“豚小屋砦”の描写がかなり好きだ。 市井の人としてつつましく暮らすカンフーマスター達。 抜き差しならない場面で仮面を剥いで登場するシーンに大受け!泣かせる! やることは無茶苦茶ながら、無法者 vs 市井の人々の図式に則ったきちんとした映画だい。
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