表身頃のココロ
ぼちぼちと。今さらながら。

2004年12月22日(水) 「エイリアン VS. プレデター」

◆ エイリアンVS. プレデター
Elien vs. Predator
[アメリカ/2004年/100分]
監督・脚本:ポール・W・S・アンダーソン
出演:サナ・レイサ、ラウル・ボヴァ、ランス・ヘンリクセン、ユエン・ブレムナー

見たい映画数ある中、他を差し置いても見たかった「エイリアンVS. プレデター」。
これはふつふつと湧いてくるツッコミはあえて無視して楽しんだもの勝ちの映画だ。
てなわけで、私は、楽しかった〜♪

スローモーションで空飛ぶフェイスハガー!
エイリアン対プレデターのいろんな技くり出しガチンコ勝負!
ミスタープレデターがヒロインを戦士と認定、即席の盾と槍(笑)で武装させ共に戦う一連のシーン!
拘束されているママ・エイリアンをわらわら助けにゆくちびエイリアン達。
・・などなど数え上げればきりがないが、いちいち可笑しくて可笑しくて、かなりハイ状態で楽しませてもらった!

どこかで見たようなシーンのアレンジが山盛りで、冒頭「MI2」もどきから始まり「ジュラシックパーク」「遊星からの物体X」「インディ・ジョーンズ」・・もう思い出せないけれど他にもいろいろと「!」てなショットあり、もちろん「エイリアン」シリーズにオマージュを捧げたようなシーンも多数見受けられ、監督はとにかく観客を楽しませることを主眼に置いているのだなという気がする。

その監督は「だめな方のポール・アンダーソン」とはもう呼ばせない、ポール・W・S・アンダーソン。
いい方のポール・T・アンダーソンとは行く道が全く違うのだ。
お互い独自の世界を築き上げて、楽しませてくれれば観客としては幸せ。

最初のシーン、ウェイランド社長の部屋のテレビには、フランケンシュタインの映画がかかっていた。
何故唐突なフランケン映画?と気になっていたのだが、あの映画のラストは南極の氷の上をひとり彷徨うフランケン。「エイリアンVS. プレデター」ではラストひとり残された薄着(爆)のヒロイン。異種間友情も含めてフランケン映画はこれを暗示していたのね。

イギリスのちょっとだけとんがった映画や「ジュリアン」などに出演、一度見たら忘れられない顔のユエン・ブレムナーは化学者役で登場。ううむ・・多国籍頭脳集合体の中でイギリス訛りの英語をしゃべっていると何だか利口そうに見えるのがとても不思議。

我ながらあまり真面目に考える事でもないと思うのだが、以下記憶が曖昧で気になる・・。
すっぴんでいるところをフェイスハガーに産み付けられてしまったプレデターは、妊娠中のリプリーと同じで、エイリアンとの決戦で見逃されるもんだと思っていたのだが、殺されてしまった。
刺客はママではなくエイリアンの若いもんだったのか?そういえば小柄だったかも。
ママ・エイリアンでないと産み付けられた子どもがお腹にいる事が分からないのだったけか?

ウェイランド社長を演じるランス・ヘンリクセンはエイリアン2に出てくるアンドロイドのビショップ役。
手の甲を拡げて指の間をナイフでトントントン・・ってシーンがあり、いぇい〜♪これはあのアンドロイドビショップ〜!と思っていたのに、喘息?肺ガン?・・人間だったのか?時代的にこちらが早いのか?となると彼の子孫がアンドロイド化したのか?また、プレデターにやられる時、骨格→血管(?)をスキャンされていたが、あれはアンドロイドだと判断されたのではなく、既に末期がん(?)と判断され、死にゆく人間を殺すにあたわずと思われたからなのか?


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