前潟都窪の日記

2004年04月21日(水) 【人畜共生の混沌の国インド� �

 この日記には随筆や小説、紀行記などの創作を掲載していきたいと思っている。先ずは紀行記から

【人畜共生の混沌の国インド】

▼インドの旅 デリー、ジャイプール、アグラ、ファテーブル・スイクリー

                 1999年11月7日〜11月12日
 
インドの旅はゴールデン・トライアングルと呼ばれるデリー、ジャイプール
アグラの各都市の世界遺産を訪ねて巡る旅である。
往路機中で推理小説に読み耽っていると突然、ガンジス川の上空を通過しますという機内放送があった。前面の航路図にちらりと目をやるとバングラディッシュ上空を飛行している。慌てて窓外へ目を転じると白く光る幅の広い川が大きく蛇行して流れており、洪水でもあったのであろうか平野が水浸しになっているのを俯瞰できた。暫くして再び機内放送があって、白い雲間遙か遠くに雲の一塊と紛うほどに小さな白いエベレスト山を認めることができた。
デリー空港から夕闇迫るデリー市内をホテルへ向かう途中、頻りに爆竹の音が聞こえ夥しい群衆が町中に溢れていた。今日はヒンズー教の祭日であるという。ホテルの部屋から外を見ると花火がしきりに打ち上げられていたが日本の花火のような華やかさがなく、花火が航跡を残して上空へ到着するとパーンと音をたてるだけで終わりである。日本であれば上空に達した時点でしだれ柳や花びらが空一面を大きく覆うのだが、ここではそのようなこともなく、大きな音がするだけである。それでも十に一つくらいは花びらを咲かせるものもあるが単色で規模も小さく日本の花火に及ぶべくもない。ゆくりなくも日本の花火の素晴らしさを認識した一瞬である。


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