世にもいい加減なネバーエンディング海外ドラマ
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ハリウェル家、朝。プルーの部屋。身支度をしながら、携帯に出ているプルー。
プルー 「(電話に)おはよう。リサ?プルーよ。今日、仕事に行く前に寄ることにするわ。・・・ ええ、でも本当によく考えてね。・・・OK。じゃ、その時に。」
携帯で話しながら、キッチンに降りて来る。パイパーが朝食の支度をしている。
パイパー 「おはよう。プルー。」 プルー 「おはよう。(キッチンを見回し)フィービーは?」 パイパー 「まだ、寝てるわ。昨夜、遅かったみたい。」 プルー 「全くあの子ったら。」 パイパー 「なんでも、ソフィーの彼氏と意気投合しちゃったみたいよ。」 プルー 「(ため息)知らないわよ。あの子、人のもの欲しがるクセ、まだぬけないの? (コーヒーを飲む)」 パイパー 「さぁ、どうだか?(朝食をとりながら新聞を読むプルーを見て) プルー、なんだか、すっかり・・・」 プルー 「何?」 パイパー 「ううん、別に。いいの。」 プルー 「仕事で必要だから、新聞も読むんでしょう?あんたも読みなさい。」 パイパー 「わかってる、わかってる(にっと笑いながら、こっそり) ただ、食べながら読まないだけよ。」 プルー 「何?」
パイパー 「(話をかえようと)あ、私、今日、遅番なんだ!」 プルー 「今日も!じゃないの?また、こきつかわれてるの?」 パイパー 「仕方ないのよ。」 プルー 「(少しあきれた様子で)仕方ない、仕方ない?(しかし、姉らしく心配し) 言うべきことは、言ってるの?」 パイパー 「・・・(にっと笑って、肩をすくめる)」 プルー 「(軽くため息をつき)あぁ、そうだ、今日は、私も遅くなるかもしれないの。 リサ、覚えてる?」 パイパー 「ええ。覚えてるわ。(思い出しながら)あの、町医者の家にお嫁にきて、 今はだんなさんがそれを継いでる。私たちはその、お父さんの方に子供の頃、 診て貰った事がある。だよね?」 プルー 「そう。」 パイパー 「プルー、リサと、友達だった?」 プルー 「うーん、友達?どうかな?今は顧客の方が強いかな?」 パイパー 「じゃ、仕事なんだ。」 プルー 「そうね・・・」 パイパー 「(と、言いかける、プルーをさえぎって)ね!でも、あのお父さん、 行方不明になってたんじゃないの?確か、隠居して、南部に行ったけど、 1年くらい前・・・、騒いでなかった?」 プルー 「サンディエゴよ。1年前、奥さんを亡くされて、しばらくしてね。 それがね、半年ほど前に、ふらっと帰ってきて『こっちでお前達と住む』、 『その間の事は聞かないでくれ』って。」
フィービー 「(いつの間にか起きていて)なぁんか、あやしぃ!!(ちょっと嬉しそう)」 プルー 「フィービー!!あんたは!・・・よその家の問題よ。事件性なんてないでしょう? 何でも、怪しがるのやめなさい。」 フィービー 「事件、ていうより、魔物?(そんな事はないと思うから、無邪気に笑いにしている)」 プルー・パイパー 「フィービー!!」 フィービー 「はい、はい。でも、なんだか知らないけど、 元気で見つかったんならよかったんじゃない。」 プルー 「元気。(突然、何かに思い当たったように)・・・そう、だといいんだけど・・・」 パイパー 「(なにげに)どうかしたの?」 フィービー 「(わくわくして)やっぱり、何かあるの?」 プルー 「ないわよ!きっと、・・・。とにかく、続きは帰ってからね。 先にリサのところへ行ってから出勤するから、もう行くわ。バイ。」 フィービー 「いってらっしゃーい。」 プルー 「(行きかけて、戻って。パイパーに言う)フィービーに!二人とも遅くなるからって、 夜遊びはダメって、言い聞かせておいてよ! それから人のものにちょっかいだすのも!!」 パイパー 「はいはい、お姉さま。」 フィービー 「私ここにいるのに。どうして、直接言わないんだろ? 意地悪いよ!プルーったら。」 パイパー 「同意するわけにもいかず、肩をすくめてにって笑う)」
つづく
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