世にもいい加減なネバーエンディング海外ドラマ
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2001年12月11日(火) チャーム度フェア1 善良な魂14の2日目

チャームドイラスト@ぷんぷんや

       いっせいに聞かれて、煮詰まってる事もあり、勢いで答えてしまう

アンディ  「そうだ。自殺に間違いない。他の不審人物も目撃されていない状況での
       飛び降り自殺だ。でも、遺書はない。自殺するべき理由が今のところ、
       全ての人物の身辺から浮かび上がらない。」

モリス   「病気を苦にして、借金で困って、誰かに脅されていた、誰かに裏切られた
       ・・・色々あるが、何もない。それどころか、逆に『あった理由』が        
       その日までに解決している。どういうことだ?」

プルー   「でも、今日の告別式の人は、奥様の後追いだって・・・。」
モリス   「噂だろ?今日、告別式なら、きっと、おとといの事件だ。彼は、息子達との
       同居が決まったばかりで、喜んでいたそうだよ。」
パイパー  「それが、嫌だったとか。」
モリス   「人の気持ちはそれぞれだが、そんなの、死なずに断れる立場だったようだよ。」
プルー   「そして、もしかして、誰もが激突前に心臓が止まっている?」
モリス   「当たり。理由は本当のところ解剖してもわからない。」

         この会話中、じっとプルーを見ていたアンディが、意を決したように

アンディ  「プルー、これは、新聞にも他にも出してない情報だ。」
モリス   「トゥルード!!」
アンディ  「(手で制して)君の意見を聞かせてくれないか?」
プルー   「私の?何?私の知識が役立ちそうなこと?」
アンディ  「んー、知識と言えるのかどうかはわからないが・・・。」
プルー   「?」
     
         まさか魔法の事では、と、相手には気づかれないくらいだが
         一瞬警戒する3姉妹
         おいおい、いいのかよ、と言う風で見守るモリスの横、アンディは話し始める。


アンディ  「実は、俺達が絶対おかしいと思い始めたのは、3人目の時からだ。
       飛び降りしたって言うのに、飛び降りる寸前までの足跡が見つからないんだ。」
プルー   「どういうこと?」
アンディ  「つまり、1人で飛び降りようとしたとき、まぁ、飛び降りなくてもいいんだが、
       壁の方まで歩かないと、建物のすぐ下を見ることはできないだろう?」
プルー   「・・・そうね。」

アンディ  「ところが、それがないんだ。偶然にも几帳面な人物揃いで、
       途中から消していったという状況も残されてはいない。」
プルー   「・・・?」
アンディ  「(一呼吸おいて)例えば、トランポリンのようなものがあって、
       それでも飛べるかどうか、そんな距離までしか、足跡はないんだ。もちろん、
       トランポリンなんてなかったし、そこまでの足跡も彼のものだけ。」

プルー   「・・・よくわからないわ。」
アンディ  「言ってる俺達もよくわかってないんだからな。(微笑して、しかし続ける)
       ただ、足跡が途切れた地点で、全員が同様に、壁側を背にして、
       手をついて転んでいる。まるで、誰かにこれから自分が飛び降りさせられるのを
       理解して、恐怖のあまり、もしくは、何とかその場にとどまりたくて、
       座り込んだように。」
プルー   「でも、そこまで、その人の足跡しかないんでしょう?」
アンディ  「そこなんだ、何かトリックを使ったか・・・そこまでやるに価する何かあるのか?・・・。」

フィービー  「うっ!(突然口を押さえ下を向く)」
全員     (口々に)「フィービー!」「どうした?」 

こんなところで、またつづく
See you tomorrow !


moto |M@IL日常こんな劇場(^▽^)ノネェネェd(@^∇゚)/前向きに

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