世にもいい加減なネバーエンディング海外ドラマ
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2002年01月05日(土) 口上  3姉妹によるお年玉 1

チャームドイラスト@ぷんぷんや


ハリウェル家3姉妹による〜A Happy New Year!〜口上有り

       2002.1.1。ハリウェル家の居間。ブランチが済んだところ。
       くつろいでいるプルー。後片付けを済ませたパイパー、フィービー
       が、キッチンから戻る。


プルー   「ありがとう。ニューイヤー早々、キッチンに立ちたくない気分だったから、
      ラッキーだったわ。」
パイパー  「しかたないわよ。くじで負けたんだから。(と、言ってしまってから)
      あー!なんだか言い直すと、益々ついてないって気がしてきた。」
フィービー 「そうなのよね。確かに。ちょっと、二日酔い気味で、ブランチ作ったり、
       洗い物したりって、やだけど。」
パイパー  「台所仕事なんていつものことだから、いいのよ。」
フィービー 「問題は、ニューイヤー1回目のくじが、はずれたってことよ。嫌だなぁ。」
パイパー  「うん。やだやだ、片づけは済んだんだから、忘れなきゃ!」
プルー   「(余裕で)そうよ、日本ではおみくじをひくと、大吉より小吉とか、
       凶のほうがいいともいうらしいから、あなた達の方が、運がイイのかもよ。」
フィービー 「何それ?」
パイパー  「はずれくじの方がいいなんて話、ないんじゃないの?」
プルー   「日本のおみくじは、はずれとか当たりっていうものではないらしいから、違うか・・・。
      まぁ、悪い運を引いたらそれに書かれてある事に注意するからいいんだって、
      あとはよくなるだけだから、とかなんとかっていう話だったと思うけど。(思い切り笑顔)」
パイパー  「とにかく自分は、はずれてないんだから、そんなにこにこしながらよその国の、
       くじの話されたって、全然説得力ないんです!」

       この会話の間、プルーは、抱いたクッションの位置を変えるくらいで、あまりソファ
         から動かない。パイパーも絨毯の上に座って、あまり位置を変えない。
         フィービーは、時折、立ったり、プルーやフィービーのそばにいったりして、
         わりとせわしなく動く。


フィービー 「あ、そうだ!日本といえば、昨日のニューイヤーズイヴのパーティで聞いたんだけど、
       日本で勝手に趣味だとかいって私たちのこと動かしてる‘あの人’いるじゃない?」
プルー   「あぁあ、‘あの人’、クリスマス前に、3日連続で人を働かせておいて、
       物語に決着もつけずにとんずらした人ね。」
パイパー  「プルー・・・。『とんずらした』とか言うんだ。(不思議そうに)」
プルー   「え?昨日、誰か、そう言ってなかった?誰だったかしら?聞いたんだけど・・・
       私が言うと、変?」
フィービー 「私は言うけど、プルーに『とんずらこいた』は、似あわないよ。」
パイパー  「『とんずらこいた』とまで、言ってないけど、違和感あるわよね。」
プルー   「そう?」
フィービー 「うん。」

パイパー  「ねぇ、ねぇ、それより、とんずらじゃなく、物語の決着を書くのに、
       避寒しに行ったって聞いたけど?」
プルー   「決着って・・・(半ばあきれた様子で笑いながら)その後どうなったかは、
       私たちはすでに知っているんだから、今から話す?」
パイパー  「プルーったら、(ニヤリと笑って)スゴク楽しそうなんだけど、それって、
       ちょっと意地悪なんじゃない?帰ってきたときかわいそう。悲観しちゃうかも。」
プルー    「パイパーは、いい人なんだから。それで、日本語でダジャレまで言ってるって、知ってる?」
パイパー   「え?私が?」
プルー    「『避寒』と『悲観』、訳したらなんだけど。(←細かい!)」
フィービー  「ダジャレ?パイパーが!?私なら言うかもだけど・・・。(口調を変えて)
      『残りのストーリーを今から、なんとハリウェル家の居間から、3姉妹自らお話しま〜す!』
       とか?(と、おどける)」
プルー  「ふふ、フィービーならね。」

      少し、そわそわしはじめるパイパー。

パイパー  「ねぇ、私たち、変じゃない?」
プルー   「変、ね。・・・昨日のパーティ、飲みすぎた?普通だったわよね?」
フィービー 「私だって、昔に比べたら、大人しいもんだったな。なーんか、プルーと一緒だと、
       保護者つき!って感じだし。」
プルー   「フィービー、それって、私と一緒なのが嫌だってこと?(いきなり、ちょっとけんかごし)」
フィービー 「違うよ!無茶してないって言いたかっただけだよ。・・・
       あれ?先にプルーがつっかかって、それで、つっかかりかえさなかったね?
      反抗しないで、スグまとめちゃった。」
パイパー  「やっぱり、変ね。まとめるのは、私。・・・」
プルー   「私が怒るのは普通だけど、・・・(咳払い)今のは、沸点低かったわ。」

フィービー 「あぁ!昨日のパーティに、魔物がいて、なんか、知らない間に
       魔法かけられてるとかじゃないよね!」
プルー   「魔物だったら、こんな小技でこないで、いきなり昨日のうちにやられてるわよ。」
パイパー  「そうね。魔物じゃ、ないわよね。・・・なんか、変だけど。」

        テーブルの上のティーポットを見て、パイパー

パイパー 「あ、そうだ。食後にハーブティはいかが?いい香りと色が、出てきたわ。」
プルー   「(香りを楽しんで)もういい頃そうね。お願いするわ、
      (笑って)はずれくじのミズ・ハリウェル。」
パイパー  「ひどい!忘れてたのに!」
フィービー 「こういうところは、前からだもんね。まー、2002年も始まったばかりで、
       パーティ開けで、調子狂ってるってことなのかな。
       さて、一番はずれのパイパーのお茶を飲もう!!」

   きっ!と、フィービーの方に目をやりながら、お茶を入れ分ける。
       
パイパー  「昨日、ハーブクッキーも焼いておいたんだけど、私をイジメルとあげないから。」

       ラッピングをほどくと香ばしい匂いが広がる。

プルー   「うーん、おいしそう!ごめんごめん、パイパー、もう言わない!
      だから食べてもいいでしょう?フィービー、あんたも謝りなさい。」
フィービー 「ごめんね、パイパー。って、プルー、一人勝ちだったのに、なんで私も?」
プルー   「いいから、いただきましょう。」
パイパー  「(いつもの笑顔で)はい、めしあがれ!」   

つづく


moto |M@IL日常こんな劇場(^▽^)ノネェネェd(@^∇゚)/前向きに

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